2013年7月の俳句

露うけて夕菅命終へにけり

季題は夕菅(ゆうすげ)。ニッコウキスゲによく似た花ですね。違いは色が少し薄いこと、そして大きな違いは名の如く夕方に咲いて翌日の午前中にしぼみます。朝露が末期の水になっているような。







ナイターやウェーブに乗りし子と孫と

いいですね親子三代ナイター観戦。季題はナイター。



ペディキュアの素跣(すあし)艶めく浜遊び

真っ赤なペディキュアは色っぽいですね。女性から見てもどきっとします。季題は跣足(はだし)。傍題として素跣。



寄り添ふてひとつ日傘に老いの恋

だいたい中年以上で手を繋いだりしているカップルは不倫とみていいざます。熟年の夫婦は手を繋いだりしませんて。ましてや日傘にふたり入るなんて。。。
あれ、ちょっと僻んでます?(笑)。まあよろしくやってください。季題は日傘。





アンドゥトワ鷺草舞ふて舞踏会

なんて繊細な花でしょう!  鷺が飛び立つ姿に似ていることからの名前。風を受け白いドレスが野に舞っています。季題は鷺草。