静岡県 薩た峠(さったとうげ)


江戸時代 東海道随一の景勝地といわれたのが薩た峠。興津宿と由比宿の中間にあります。マンションの管理人さんがやはりハイキングがお好きで進められたコース。24日土曜日行ってきました。この日は夫も一緒なので車です。新東名の新清水ICで降りて興津駅に。由比駅からも行けますが、どなかのブログで興津からのほうが富士山に向かっていくことになるのでいいとありました。生憎雲が多い日でしたが、箱根を過ぎると空は真っ青。やっぱり箱根越えすると違うねなんて良いながら気分上々。
興津駅の駐車場に車をおき、駅の時刻表を確かめると昼間は10〜15分間隔で東海道線は走っている。だったら帰りは由比駅から一駅乗って興津駅にもどればいいわ。さあ、出発! でもね民家の道を通るので山の中を歩く感じではないです。そしてだんだん雲も広がってきました。
もう富士山はこのころからあきらめました。で、薩た峠の展望台に着きましたが、富士山の裾野がちらっと見えるだけでう〜ん残念無念!!お天気には逆らえません。


それで広重さんが描いた浮世絵を載せます。

江戸の当時は「東海道の親不知子不知」と呼ばれた海岸線を歩いたのですが、波をかぶり危険だったので1655年に山の中腹に「中道」を、さらに1682年に「上道」を開通させたとのことです。現在はその中道の一部が東海道自然歩道として整備されまして、そこを我々は歩いているのです。峠周辺は昔のままとのことですよ。



またそれで、今の薩た峠からの富士山はこの写真です。
東海道線、国道バイパス、東名高速の3つが並ぶ景色も珍しいのではないでしょうか。広重さんの浮世絵とは時代の様変わりを感じざるを得ませんが、広重が見たであろう駿河湾と富士山の光景を今現在もこの場所から感じ取られる貴重な薩た峠。う〜んこのような写真が撮れなかったのは返す返すも残念。しかし目にはこの景色しかと入れました富士山の裾野とこの3つの流通の基幹を。でも寂しいので静岡県のWEBからコピーさせてもらいました。
一応撮ったのですよ。だがしかし帰って整理していて間違ってall 削除してしまいました。その点では付いていないハイキングでした(涙)





薩た峠から由比駅に向かう下りは右に駿河湾、左にみかん畑&枇杷畑。由比はみかんと枇杷の産地なんですよ。しかしこの道のみかんと枇杷はずいぶん無造作で、みかんの木と枇杷の木が入り乱れて植わっております。手を伸ばせばみかんに届きます。でもちゃんとお断りが「これらは栽培用です。無断で取らないでください」。はい、承知!!
由比駅近くになりますと旧東海道に入ります。「寺尾の町並み」ということで街道の風情がそのままに残っています。民家の玄関先にはみかんを無人で売っております。もう「はるみ」が並んでいます。買いましょうね。



由比駅に着きましたが少し足を伸ばして「由比本陣」「東海道広重美術館」へ。その途中由比漁港の「浜のかきあげや」で桜エビをいただきます。
左から桜エビのかき揚げ・沖あがり・おみそ汁。沖あがりは土日しか販売しないので是非賞味しなくちゃ。ネギと豆腐ですき焼き風な甘く煮た郷土料理とか。美味しゅうございます。でも私はやっぱりかき揚げが好き! 写真は「浜のかきあげや」のWEBからです。
なにせ、写真は消えてしまいましたので、ごめんなさい(^∧^)

広重美術館は、まぁ普通。点数も少ないですから。おじさん二人連れがいまして、これが声が大きいんだわ。ふたりで絵についてしゃべり通し。うるさいんだわ。いやが上にも耳に入る。迷惑なんだわ。ただし話していることは的を得ているの(笑)。



由比駅から美術館への道は「由比桜えび通り」と名付けられ両側に桜エビの食事処や販売所が並んでいます。
買いましたようちも。冷凍の桜エビとシラス。桜エビ丼・シラス丼で豪快に食べようか。
これだけは今 冷凍庫から出して写しました(笑)




富士山を見られなかったのは残念でしたが、雄大駿河湾を眺め(又この日は波が穏やかでした)、その土地のものを食べ、土産に買って帰る、それで予は満足でござりまする。
えっ、強がりに聞こえます? うっふふふふ、負けず嫌いなもんで。