2024年4月の俳句

日を受けて白さを返す花苺

季語:花苺


鉄棒に春の深みて日の温み

季語:春深し


繚乱のうねりは地まで雪柳

季語:雪柳


筍掘り一鍬のこついかなるや

季語:筍


亀鳴くや戦禍途絶へぬ地球ゆゑ

季語:亀鳴く 亀は鳴かないとされていて空想の春の季語。藤原為家の「夫木集」にある「川越のをちの田中の夕闇に何ぞときけば亀の鳴くなる」という歌が典拠とされています。