二ン月や主張少なき月であり
日にちも少ないせいか、春には遠く冬の続きで特に旅行もしないし。季語:二月。「にがつ」と詠むと字足らずになるので、そんなときは「にんがつ」と詠んで一文字稼ぎます。
春の星戦禍の闇にうすうすと
ウクライナを思います。季語:春の星。どことなく潤んで見える星です。
春寒とて波規律よく心電図
年に一度の健康診断。まずは安心。季語:春寒。
耳敏し冴え返る夜の救急車
夜中、近くでの救急車のサイレンはちょっと気になります。季語:冴返る。暖かくなって再び寒気が戻ってくることを言います。
薄き紅十九歳の春初(そ)めし
ちょっと化粧してみる、、、おとなになりかけるといえば、十八歳ではなく二十歳でもなく、十九歳です。私に中では。それも昔のことで、今はもっと早いでしょうかね。
季語:春。