2023年2月の俳句

二ン月や主張少なき月であり

日にちも少ないせいか、春には遠く冬の続きで特に旅行もしないし。季語:二月。「にがつ」と詠むと字足らずになるので、そんなときは「にんがつ」と詠んで一文字稼ぎます。


春の星戦禍の闇にうすうすと

ウクライナを思います。季語:春の星。どことなく潤んで見える星です。


春寒とて波規律よく心電図

年に一度の健康診断。まずは安心。季語:春寒。


耳敏し冴え返る夜の救急車

夜中、近くでの救急車のサイレンはちょっと気になります。季語:冴返る。暖かくなって再び寒気が戻ってくることを言います。


薄き紅十九歳の春初(そ)めし

ちょっと化粧してみる、、、おとなになりかけるといえば、十八歳ではなく二十歳でもなく、十九歳です。私に中では。それも昔のことで、今はもっと早いでしょうかね。
季語:春。