品川区大崎辺り桜散歩

昨日土曜日花曇りの中、たくさんの人手のメジャーな桜どころは避けて地味目な大崎の桜を見に行きました。ここは今回初めてです。大崎駅は山手線 五反田と品川の間の駅です。駅は再開発で立派なビルが並んでいます。

中目黒から五反田と流れてきた目黒川。この週末は中目黒は花見客でごった返しているでしょうが、ここ大崎の目黒川の花見は静かなもんです。しかし川は人気。花見観光船がひっきりなしで通っていきます。



桜の続く川沿いを行って帰って、御殿山に上がっていきました。御殿山は邸宅地です。坂には桜が植わっています。桜を求めて行きますとへぇ〜こんな所に行き届いた庭園が。御殿山庭園とな。東京マリオットホテルの南側、原美術館の奥にあります。滝や池が設えてあり都会の憩いの場ですね。



その庭園の中に茶室があります。帰って調べたら、建築家 磯崎新氏が設計した茶室「有時庵(うじあん)」。現代建築家の手になる茶室。思いがけずの出会いがとても嬉しい。あぁ、この茶室での茶会にお呼ばれしたいものです。茶室に入る前の腰掛待合(まちあい)。ここで亭主の向えがあるまで待ちます。そして躙口(にじりぐち)へ。写真を並べます。






花曇りの中、静かな桜散歩。思いもよらない茶室との出会い。このような現代建築家による茶室は嬉しいです。伝統的な重要文化財の茶室も大切ですが、文化は日々進歩することも大切なこと。柔軟な心持ちも必要かと。心満ちた一ト日でした。