シアトルへ、友と街と山を訪ねて 番外編(おしゃべり)

今回何故に我々がシアトルに行くことになったかというと、K美さんはアメリカ人と結婚していますがグリーンカード所持です。グリーンカードアメリカに住みながら日本国籍を維持できる永住権とのこと。日本国籍から離脱しアメリカ国民の一員となる市民権とは異なるとのこと。
今まではそれも不都合なく海外にも出掛け、日本にも毎年のように来ていました。
ところがトランプ政権になってグリーンカードで海外を出るのはアメリカに入国できない、帰国できない恐れがあります。
それでは我々がシアトルに行きましょうということになりました。我々が訪れるのは17・8年ぶりのことです。

ゆくゆくは相続のこともありますし市民権を取得するつもりではいたらしいです。しかし、あのトランプの写真の前で忠誠を誓うのはイヤっ!なんだそうな。それは分かる気がする。時の大統領の写真は飾ってあるけど国旗に(国に)誓うのだから、目を閉じていればいいじゃないと周りは言うしそれも理解できるけど…と悩むK美さん。お母さんも高齢です。
Y子さんはすでに市民権を取得しています。しかし、やはり日本を捨てるような気がして泣いたそうです。立ち会ったアメリカ人はアメリカ人となった嬉しさで泣いていると解釈したそうですが、違うのよと言ってました。

そのトランプ大統領のことでシアトルに住む彼ら彼女らは大いなる不満を持っています。まぁ、シアトルに限らずでしょうが。もともとワシントン州民主党の強い州です。
私がトランプはケネディ的な結末を迎えるのではと投げかけたところ、それはとんでもないことだと。公のガードマンだけではなく私設のガードマンも雇って警備は固い。
それはおいといて、ケネディ的な(私、テロ共謀罪に問われるといけないのであえて二文字の言葉は使いませんね)結末は英雄になってしまうから、あくまでも弾劾であると。これは声を強くしてみんなは言ってました。

トランプになって株価が急騰しその恩恵はあるけれど……だけど、トランプは嫌いなんですね。そりゃそうね。支持率も選挙当時に比べれば下がってきているようだし、K美さんが彼の写真ではなく(できれば民主党の大統領がいいでしょうが)市民権を取得できればいいと思っています。