シアトルへ、友と街と山を訪ねて 3(トレッキング)

そういえばシアトルの季候についてお話ししていなかったような。シアトルは冬は雨が多く雪はめったに降らないようです。冬の毎日のように降る雨にはうんざりですが、その代わり夏のさわやかさは世界一と言っていいほどとか。日中30度位あるのに湿気がないです。さらさらです。青い空です。朝晩は涼しいくらいです。
そして生活面では、水は水道水でなんの問題もありません。美味しいです。治安もいいです。家の鍵を掛けていなくても平気です。但し車上荒らしは多いそうです。車の中には何も置かないこと、車から離れるときはスカーフ一枚でも残しません。車を盗まれることはあるそうです。家に侵入する泥棒はほとんどないようで、それは私なりに解釈すれば銃の保持があるからではと。つまり家に侵入されたら正当防衛でズドンと撃たれちゃうからではないでしょうかね。ワシントン州は銃規制を厳しくしたけれど、それでも拳銃はYESです。


さてさて、レニエ山の続きです。
7/17 Paradise Inn をチェックアウトして、Mt.Rainier の東側 Sunrise に移動です(レンタカーを借りておりました)。標高はParadise より高いですが東側なので雪解けが早いです。高山植物も多いです。Mt.Rainier 国立公園の中で車で行ける一番高いところです。

行程は同じトレイルを行って帰ってきます




先ずは草原を歩きます。レニエ山もこちらから見ると単独峰ではなく連峰な感じになります。また、その異なった山容を楽しめます。



こんな尾根を延々と1時間くらい歩きます。このトレイルは激しい登りはほとんどありません。楽ちんですがすれ違うときは緊張します。Frozen Lake を目指してひたすら。



こりゃまた綺麗な小湖。青い氷河がきらきらと美しいです。ここで一休み。



当初の予定では、First Burroughs 、調子よければSecond Burroughs を目指すつもりでしたが、、、、あの遙か彼方の雪斜面の一筋の道、3名ほど歩いていますが、、、怖じ気つきました。どのくらいの幅があるか分かりませんのですれ違いに怖いかなと。肉眼ですと斜面の勾配はもっとあります。皆さん上がっているので大丈夫とは思うのですが、即刻断念! こういう決断は早いっす。



一面高山植物の Berkely Park 方面に1時間ほど進みました。見事な花畑。


高山植物の花は小さくこうしてデジカメではその素晴らしさは伝えにくいです。ドローンならその見事さを伝えられるでしょうね。そして日本の例えば尾瀬のように木道が設けられ花畑の中を歩けるということはありません。どちらがいいか悪いかはおいといてその国々によって自然との接し方が違うのかもしれません。それも世界のほんの一コマであります。
花畑でゆっくりして昼食。やっぱりサンドイッチと味噌汁です。かっこいい渋めのレンジャーさんが素晴らしい景色の中の昼食は美味しいでしょうと言葉を掛けてくれました。このレンジャーさんは出発するときにも会いました。皆さんに気軽に声を掛け「Mt.Rainier を楽しんで!」が伝わります。4時間くらいのトレッキングでした。