シアトルへ、友と街と山を訪ねて 2 (トレッキング)

あれ、富士山!? いえいえ今回の旅の目的でもあるMt.Rainier(レニエ山)です。日系移民からは「タコマ富士」と親しまれていました。標高4392m。もちろん頂上を目指すわけではありませんよ。あくまでもトレッキングです。7/15の初日はK美さん、Y子さん夫婦とK美さんの隣人夫婦と我々の総勢7人で出かけました。シアトルから車で約3時間で到着。皆さんは日帰りなので軽く2時間ほど歩いて終了。私たちも早々にParadise Inn にチェックインして明日に備えます。

7/16の行程は



ビジターセンターより比較的楽なDeadhorse Creek を歩き先でSkyline Trailと合流します。このあたり一体はマウントレイニエ国立公園で豊かな自然と夏には高山植物が一面に咲き誇るとのこと、期待しましょう!








う〜ん、朝靄深き道を出発。晴れてくれるのを願いつつ高山植物を愛で雪渓を進みます。雪渓が深いところでは高校生がボランティアで道を作ってくれていました。雪は柔らかくカンジキを付けるほどではありません。全般にトレイルは整備されています。



Nisqually Glacier( ニスカリー氷河)。
茶色い崖肌は温暖化のため氷河が溶けこんな色になっています。










スタートより2時間近くで標高2074mのパノラマポイントに到着。標高差500m位です。ここで昼食。サンドイッチと湯を沸かして味噌汁。4日目にして既に味噌汁が恋しい。霧もすっかり晴れました。







マーモットとリスはよく見かけます。マーモットはアメリカンサイズでやっぱり肥満体。これこれ太りすぎですよ。シアトルはインド人が急速に増え、このパラダイスでもよくみかけます。中国人観光客はほとんどいません。韓国人はちらほら。インド人はなかなかマナーがよろしく、雪渓を歩くのが辛くてトレイルを外れて雪のない植物の道を歩く仲間には大声でそこは歩いては駄目と注意します。また子リスに食べ物を与えようとする子供にだめ出しをします。世界で受け入れられるのは中国人よりインド人かと思う次第でございます。ちなみに韓国人はトレイルを外して歩いている人もいました。


昼食を終えてさらにMt.Rainier に近づきましょう。


どうよ、ご機嫌ざんしょ!



更に進んで下りに入りますが、青く見えるのは氷河です。右側の遠くに蟻のように小さく一行が見えます。う〜ん、写真に撮すと全く見えていませんが彼らは頂上に向かう登山家。スタートするとき重装備の人々を沢山見かけました。Mt.Rainier にはいわゆる日本のような寝泊まりできる山小屋はなく(避難後屋はあるようです)、彼らはテントを張ります。どうぞご無事で!



石ころごろごろの道や雪渓も相変わらずあり気が抜けませんが、トレイルも終わりに近づきますとこのように斜面に高山植物が生える心地良い道となります。


約5時間のトレッキングでした。体調も良く明日はMt.Rainier Sunrise を歩きます。