2022年3月の俳句

せせらぎは渓の声とも水温む (せせらぎは たにのこえとも みずぬるむ) 

 渓谷の水音が春がきたよと告げているような。 季語:水温む。


明朗な園長の居てチューリップ (めいろうな えんちょうのいて ちゅーりっぷ)

 チューリップは幼稚園のお約束。必ずといっていいほど園庭に植わっていますね。
 季語:チューリップ。


山彦の返りて春を孕みをり (やまびこの かえりてはるを はらみをり)

 春や春。なんにでも春を感じてしまう。季語:春。


現し世とも春の夢とも白拍子 (うつしよとも はるのゆめとも しらびょうし)

 「白」をテーマに句を詠む。なかなか難しいです。季語:春。


三輪車行っては戻る木の芽どき(さんりんしゃ いってはもどる このめどき)

 春になると子供がわんさか出てきますね。
 三輪車のお稽古。パパの笑顔も嬉しくて。季語:木の芽。