2011年1月の俳句

畑仕事声も張りあり日脚伸ぶ

季題は「日脚伸ぶ」。冬至が過ぎて日一日毎に日が伸びていきますね。それを感じるのは冬至から1ヶ月ほど経った頃です。畑仕事をするにも日が長くなれば有り難く心も軽くなるのではと詠みました。


雪晴や垂水の音のせはしなく

この冬東京では未だ雪は降ってませんが、以前降った日のことを思い出しつつ。雪も降り止み、翌日は見事なまでの晴天です。川に溶けでる雪水、軒先からも忙しげに水が溶け垂れていく様子です。季題は「雪晴」。


高尾山織り込む光春隣
日も長くなり、春が近いことを感じられる季題「春隣」。1月の初旬、高尾山に登りましたが、お日様の光が木々の間を織り込むように差し込み、また頂上からは近隣の山の峰に々添って光が当たっていました。