歌川国芳展&丸の内イルミネーション2011

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されています。浮世絵版画に興味を持ち行ってきました。しかしここ六本木ヒルズって分かりにくい設計です。なんでこんなにややこやしい内部にしたのかしらと何回行っても迷います。オバサンはぶつぶつ。
それはさておき国芳展とても人が多かったです。場所柄なのか若いカップルが多いです。クリスマスデートに浮世絵とは渋いなぁ〜、マッチしてるかなぁ〜。そういうアンタらも来てるじゃないのとひとりつっこみ。


それはさておき国芳は幕末に日本橋に生まれ幼い頃にその才を発揮し12才で歌川豊国に認められ入門したとのこと。なんと言っても斬新なデザイン力、奇想天外な発想力、豊かな表現力、繊細さが魅力です。今回420作品が展示されてましたが飽きることはありませんでした。特に印象に残ったのはこの「坂田怪童丸」。真っ赤な体の男の子は金太郎です。この作品をはじめ、大胆な構図は現在のイラストに通じるところがあり古さなど微塵もありません。当時のグラフィックデザイナーといえますね。

昔は大晦日紅白歌合戦を観ながら年越しそばを食べるのが我が家の習いでしたが、そんな昭和の家族の姿もなく、ヒルズの中のおそば屋さんに入り、はい年越しそばねとちゃっちゃっと済ませる、情緒がなくなりましたとちょっと感じつつ。








この後は「丸の内イルミネーション2011」へ。有楽町と大手町を結ぶ約1.1kmの丸の内仲通りの街路樹約220本がシャンパンゴールドに輝きました。節電とエコに配慮しLEDが使われています。








こちらは花と光が集う祝祭「フラワーファンタジア」。今年のテーマは「絆と希望、そして未来へ」。一日でもはやい復興への祈りを込めてデザインされています。やはり胸にジ〜ンときます。日本照明デザイナー石井幹子の監修です。