「和のよそおい」 山種美術館

NHK日曜美術館もいいけれど、最近はBS日テレの「ぶらぶら美術博物館」が軽くもったいぶった感がなくて好きです。山田五郎さん、美術を学んだだけのことあって解説が素晴らしく知識の豊富さに驚かされます。それで紹介されていた山種美術館日本画「和のよそおい」に行ってきました。


山種美術館は山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創始者/山粼種二氏が個人で集めた日本画の美術館です。本展は上村松園鏑木清方伊東深水らが描いた美人画を中心にしています。「和のよそおい」とタイトルがついている通り、着物や帯の柄、それに加えて髪型(髷)や髪飾りにも関心のいく作品群でした。来館者も着物姿の方が多くいらっしゃいましたよ。いいですね、こういうTPOは。私も着物にすれば良かったとちょっと後悔。でもこの後夜にはセミナー&飲み会があるので洋服にしたの、、、とひとりいいわけ。(誰も聞いてないって!)
どの作品も素晴らしかったですが、やはり上村松園美人画は群を抜いて美しい。ポスターも上村松園の「春芳」です。



1875年京都に生まれ。京都の風俗・歴史・謡曲等に取材し女性の目から気品ある女性を多く描きました。明治・大正・昭和の時代を生き、1949年74歳の生涯を閉じました。※松園の写真はwikipediaから。

「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵。真・善・美の極致に達した本格的な美人画」を念願として描く、と松園は自身で語っていたようですが、正しくどの女性も気高く究極の日本美人です。
で、私も翌日から美人になぁれと頬紅の入れ方を真似してみました。
綺麗になったかって? あっはははは。そこはそれほれ、土台がね。。。