5日の日曜日、出好き心が疼いてちょっと松島海岸へ行ってきました。お義父さんに「出かけるの好きだね」と笑いながら言われ、えっへへへへ。お義母さんの病院に行くまでには帰ってくるからね。
実家の駅から2つ目ですから近いのです。ただし1時間に2本の仙石線ですから、そこは時刻表を確認してから出ないと無駄が出ます。
松島はもう何回も観光に来ているのでさっさと今日の目的地「雄島(おしま)」に向かいます。向かうったって5分で着きます。雄島は俳句の先生のおすすめの場所。ぜひ訪れてみたかった。折角近くに滞在しているのだから。こんな岩の間を抜けます。
ほら、渡月橋が見えました。渡って雄島へ。雄島は日本三景「松島」の地名のルーツとされるのだそうです。東西40m、南北200mほどの小さな島で、この渡月橋で陸と結ばれています。
島内にはこうした岩窟が点在しており、諸国から渡ってきた修行僧が刻んだ卒塔婆・仏像・法名などがあります。霊場だったのですね。 昔は108の岩窟があったといわれていますが、現在残っているのは50ほどとのこと。
見晴らしのいいところに来ました。観光地の俗化から離れて松島にもこんな静かな海があるのですね。
喧騒を離れ雄島や秋の波
松尾芭蕉と曽良もこの雄島を訪れています。「おくのほそ道」にも書かれています。
二人の句碑があります。
左が芭蕉 「朝よさを誰まつしまぞ片心」
右が曽良 「松島や鶴に身をかれほとゝぎす」
短時間のお出かけでしたが静かな海を見て、島々を見て落ち着きました。瑞巌寺をの杉林を通って駅に行きましょう。ところが杉はこの間の震災の津波で本堂に向かう左側はほとんどやられちゃいました。
う〜ん、好きな参道だったのに。
本塩釜から遊覧船に乗って松島に渡るのも一興です。かもめがウザいくらいにお出迎えしてくれますよ(笑)。
そして松島ではぜひこの雄島散策をおすすめします。
奥松島の大高森まで行くとハイキング出来そうですが、代行バスを乗り継いでの旅になりますので、やはり1日は見ておかないと。でもいつか歩いてみたいと思っています。