宮城県 気仙沼 大島

5/20から塩竃に行きました。義母が入所している特養施設の担当者会議に身内が揃って出席。特に問題なく暮らせているようで安心しました。そして帰宅願望強しで施設の方々や我々を悩ます 義父の様子も見に。そろそろ義父も入所して1ヶ月。その間夫も顔を出しているのですが、対面はせず姿だけ見て帰りました。顔を合わせると迎えに来てくれたと思われるのが怖くて。
今回は、まず私が先行隊員となって「帰る!!」と言えば、女の私ではお父さんを抱えて帰れないから、、、と言い聞かせるつもりでいましたが、「おとうさん」と声をかけたら満願の笑みで「K子さん、東京から来てくれたの」とそれは喜んでくれました。もう、ずっと私の顔を見てニコニコ。施設(病院と思っている)にも満足しているようで「帰る」の言葉は出ない。これなら大丈夫と夫を呼びに行きました。 事なきを得て安心したのか、帰るとき夫は涙していました。きっと雨の日もあれば、晴れの日もありの繰り返しかもしれませんが、大声を上げて抗議していた義父はそこにありませんでした。施設の方々のお世話のお陰ですね。感謝多謝です。

落ち着いている両親に安心して我々夫婦は、かねてより懸案の気仙沼大島に1泊2日のハイキング旅行に出かけました。塩竃でレンタカーを借りて三陸道を走ります。さすが米どころの宮城。高速の両側には田んぼが広がり続きます。その風景を見て夫は「平たい顔族の原点ここにあり」なんてね(笑)。
気仙沼に車を置き、フェリーで大島に渡ります。
大島について宿泊先の休暇村さんが迎えに来てくれて荷物を預けて、身軽になって先ずは亀山に登ります。っても235mです。


亀山頂上から気仙沼を望みます。茶色い土地は復興工事中です。






海はどこまでも蒼く澄んでいます。



 

十八鳴浜(くぐなりはま)。「黄褐色の石英粒からなり、砂を踏むと「キュッキュッ」あるいは「クックッ」(9+9=18)と鳴くことからこの名が付けられました。鳴き砂は、石英粒の砂が摩擦して起こるといわれており、十八鳴浜は国の天然記念物に指定されています」とあります。どうも歩き方が下手だったのか鳴りませんでした(涙)。大きな靴跡、、、、それがなにか(笑)




ぐるり林の道を歩いて反対側から見た十八鳴浜です。ここ大島は海水浴で夏は賑わうとのことですよ。
休暇村気仙沼大島はキャンプ場もありその周辺は散策するに心地よい遊歩道が完備されています。








チェックインを済ませお風呂に入り、夕食は気仙沼の名物フカヒレをいただきますよ。
もうあなたには4年前から会いたかったのですよ。では、いただきま〜す。










昨日の22日は、地図の右側上半分を歩きましたので、翌日の23日は下半分で龍舞崎(たつまいざき)をゴールといたします。休暇村さんに車でスタート地点、鳥帽子岩のあたりまで送ってもらってスタートです。観光案内では龍舞崎からのスタートを勧めていますが休暇村の人は逆コースの方が景色が良いと。





海に沿う林は心地よく、波の音が遠くになったり近くになったり。木々の間から望む太平洋は海食による男性的な岩礁の景観が広がります。
やまつつじ、そしてすでにニッコウキスゲも咲いておりました。今年はどの花も開花の時期が早いですね。ニッコウキスゲは普通6月中旬からですから。
 黒揚羽しばし道連れ岬道
人なっこい黒揚羽でした。ありがとう。




海岸線は「魚つき保有林」です。どういうことでしょうか?
1 水面に適度な木陰をおとす
2 海岸線の保護と海水の汚染の防止
3 森林からの魚介類などに対する養分の供給
魚や貝の生育・繁殖を助ける機能を目的とした森林で適切な管理のもと大切に守られているということです。山を守るということは海をも守るということなんですね。



荒波が打ち寄せる荒々しい様子はまるで龍が舞い上がるようだと例えられこの名が付いています。
大島は自然がいっぱいで、リアス式海岸景勝地です。宮城にいらしたら松島より大島をお薦めします。ハイキングもスニーカーで十分です。

今回の旅行はフカヒレスープだけではありません。旅の続きは震災の復興について書き留めたいと思います。