19日に石神井公園に吟行に行きました。我々のクラスも年齢の高い方が多く、どこかしこ調子が悪く参加された方は4名のみ。先生を入れて5名での吟行となりました。植物に詳しい先生に季題となる植物を中心に教えていただきながら回りました。昼食後施設の会議室を借りて句会形式の勉強会となります。
栴檀の花の香りやほしいまま
(せんだんのはなのかおりやほしいまま)
大きな栴檀の木があり花は満開!柔らかな香りが一面に漂います。どんひしゃの時期に巡りあえて嬉しい。独り占めだ!
季題は栴檀の花(楝の花) スマホの写真ではアップで花を撮れなかったのでウキペディアの花の写真をつけました。この小さな花がぎっしりです。
カメラ持つ筆持つ人や夏柳 (かめらもつふでもつひとやなつやなぎ)
写真愛好家・スケッチブックに筆、そして我々のように句帖をもつ人と石神井公園には人々が集います。
「・・・人の夏柳」と投句しましたが先生に「・・・人や」と「や」にするほうが夏柳だけでなく他の木々も景に入り広がりをもたせられますと添削していただきました。確かに。季題は夏柳。
鯉はねて水の輪ぐるり水馬 (こいはねてみずのわぐるりみずすまし)
石神井公園には三宝寺池という横に長い大きな池があります。昔は湧き水だけで十分な水量だったらしいですが、マンション建設などで地下を掘りますので水脈が影響を受けたらしく、本来の湧き水にプラス、ポンプの力を借りての水量とのことです。鯉もいっぱい泳いでいます。さてその鯉の作った水輪にミズスマシが揺られながらも輪に沿って。時には沿うてみるも良しですね。季題は水馬(みずすまし)。なんで水馬と書くのでしょうね? 今は塩竈に来ておりまして、手元に歳時記がなくてすみません。
鳰の子や我先競ふ親のあと
(にほのこやわれさききそうおやのあと)
季題は鳰の子。鳰はかいつぶりのことです。一生懸命親のあとを追って餌をもらいます。もうすでに生存競争は始まっています(笑)
そして最後は吟行に関係ない句を。
シャワー浴ぶうしろめたさの音のして (しゃわーあぶうしろめたさのおとのして)
はい、ちょっと艶っぽい句を作りましたよ。いかがでしょうか、皆様のなかにはそんな経験をお持ちの方も。。。。あっ、名乗らなくていいですからね(笑)
こういう句は勉強会の品行方正な奥様方の中では投句でけしませんので、こういう機会を利用して作句しています。季題はシャワー。