石老山 山歩き 

骨密度が高いことに気をよくして、それにまぁなんと秋晴れではございませんか。8日木曜日、山歩き出かけましょう。神奈川県相模原市の相模湖南東の山々を石老山(せきろうさん)といいまして、「第3紀地層の礫岩が全山に分布して、巨大な奇岩、怪石に富んでいるところから石老山の名がつけられた」ということです。702mの低山です。登山難解度も★2つですから、そんなに困難ではないかも。但し行程時間は4時間です。
新宿より中央線で高尾にいきます。そこで中央本線に乗り換えて1駅相模湖駅へ、そこから登山口までバスです。中央線は下りなので電車は混んでないと思いきやラッシュです。7時台なのに。そんなにこちら方面に勤めている人がいるの?まぁ大学は多いけど。えらい計算違いと思いながら立川を過ぎますと空いてきます。1時間はたっぷり乗ります。快速といってもほとんどの駅に止まっていきます。

今日のコースです。






中央本線 相模湖駅です。ここからバスですが1時間に2本。30分待ちました。一人ですからまぁのんびり行きましょう。
待っている間に歳は私よりちょっと若めの女性と話をし今回2回目とのこと。それは心強い。登山道の特徴をいろいろ教えてもらいました。





登山道入り口。私は遅いのでどうぞお先にと同行を遠慮します。でももちろん所々で休みながらお話しをします。彼女も何かと私に気を遣ってくれます。有り難いことです。









35分くらい登りますと「顕鏡寺」があります。851年に源海法師によって創建されたという真言宗の古刹です。奥に墓地にあの白蓮さんのお墓があると聞いたので行ってみたけど分かりませんでした。







顕鏡寺山門の左側、石段を登った処に岩窟があります。「道志法師、源海法師が住居とした岩窟であり、これを道志岩窟と言います。この岩窟の中に福一満虚空蔵尊が安置されており、顕鏡寺の寺宝とされています」そうです。中に入っても当然暗くて福一満虚空蔵尊は定かではありませんでした。このところ若い人にはパワースポットで人気とか。なんでもパワースポットにするもんですね。その有り難さは若ってんのかしらん。そういう私は…すんません(汗)




さあ、ここからが本格的な登山道に入ります。木の根っこがはみ出した道が続きます。










こんな巨岩がいっぱいあります。それぞれ名前もいわれもありますが、まぁなんとなく他の写真もスルー。覚えてもこの後の人生に役立つかどうかはなはだ疑問であります。












石老山山頂です。約2時間かかりました。なかなか登り応えのある登山でした。ど〜んと汗もかきましたよ。お腹も空きました。昼食休憩です。











山頂からは丹沢の山々と富士山が見えます。遠くに薄くある山です。この時期は雪がないので黒富士です、やっぱり富士山は雪をかぶっているほうがらしいですね。










さて、復路はどうしようかと迷います。コースマップを見ると一周コースの下り道は「急な下り坂 足元に気を付けて」とあります。今日は一人だし転んだら大変だしなぁ〜。道連れとなった女性も相当な岩場下りですよと言ってたし……。でも同じ道を帰るのもなんですしねぇ〜。よっしゃ決めた! おすすめコース通りに下山しよう。
その女性もつかず離れずでお付き合いくださいました。


もうほとんどこんな石ゴロゴロ道ですよ。大雨であれば川の底になってるんじゃないかと思う道が延々と続きます。アップダウンも厳しくかなりハード。女性も春に来たと言うことですが、こんなにしんどかったかしらと言っておりました。ただし、大明神展望台などがあり視界も開ける場所もあり、往路とは全く異なる風景です。
最後近くにはキャンプ場もありますが、この季節なんとなくホラーっぽい雰囲気。道連れがいて本当に助かりました。人も少なく、赤い矢印やヒモもそんなにあるわけではなく、一人ではこの道で本当にいいのかとおそるおそる下山していたと思います。







女性の勧めで1時間に1本のバスは止めて渡し船で対岸の相模湖駅の船着き場に行くことになりました。
船頭さんがいないときにはこのドラム缶を叩いて呼ぶのだそうです。幸いにもちょうど船頭さんがいましたのでドラム缶を叩くことはなかったのですが、叩いてもみたかった(笑)



船から振り向けば石老山の山並みが。あの平らなところが山頂だよと船頭さんが教えてくれました。
東海自然歩道の一部に当たる石老山登山。2ヶ月ぶりの山歩き。膝は大丈夫でしたが、翌日は筋肉痛。なまってますね、体が。