5/6土曜日、まぁなんたる好天気 というか28度の夏日でしたね。熱中症体質の私はポカリをしっかり用意。私の場合熱中症の症状は頭から異様なぐらい汗が出る(夫が引くくらい)顔が火照って赤くなる(ほっぺが赤くてカワイイ? これも夫はど〜んと5m引く)、そしてフラフラしてくる。フラフラになるとこれは大いに危険信号。その兆しが来たら休んで、水分を超沢山摂取。熱中症など恐れるに足りぬとのたまう爺さんがいたけど、田舎育ちの丈夫な作りの体とは違うんで、繊細なんでございますの、私。。。。。。?
生藤山は東京都西多摩と神奈川県相模原市の境界にある1000m足らずの山です。相模原市の石楯尾神社(いわたておのじんじゃ)の登山道から入ります。石楯尾神社は相当古い神社で日本武尊が東征の時に持ち帰った楯を鎮めたのが由来らしいです。小さな神社で無人です。神社からしばらく民家が続きいよいよ登山道に入ります。
結構な勾配の山腹をジグザグしながら登ります。
この山は林業としての杉のお山です。まっすぐ伸びた杉。曲がったことが嫌いなんでしょう、政治家も見習いなさい!(お前もな!と政治家の声)。こうして整然と並ぶ姿は美しい。林業で伐られておりますので杉と杉の間隔が広いです。従って山とはいえお日様も十分行き渡り、登山者にとっては木陰はまだらで熱いです。ひたすら1時間くらい登って稜線に出ました。
ジグザグ杉植林も1時間も歩けばちょっと飽きてきます。風景変わらないんで。さぁ、尾根道で俄然足も軽くなります。
途中に「甘草水(かんぞうみず)」と名付けられた湧水があるとういので寄ってみました。
案内板を要約すると、日本武尊の東征の際、この山に兵を進めたものの水がなく苦しんだのですが、そのとき日本武尊が鉾で一つの岩をたたくとそこから清水がこんこんと湧き出た。以来その湧水を甘草水と呼ぶようになったということです。現在は飲用できません。水は冷たく火照った顔にあてましてすっきりしました。湧水の側に小さな祠もありました。
日本中至る所、温泉が出た、水が出た、日本武尊と弘法大師のお名前が登場します。
先ずは三国山に到着。ここにはベンチなど設置があり弁当休憩にむいています。生藤山は近くなのでまずは登ってみることに。ここから生藤山までは険しい岩場が続きます。今日初めての厳しさでした。20分足らずでしたが緊張します。
はぁ〜い、低山とはいえ二座制覇!! 990mとはいえ車で登山道まで来たので実質は300mほど登った感じかな。
三国山ほどのベンチ&テーブルはありませんが、それでも眺望がありましたのでここで昼食休憩。ベンチはありますが、なんせ夏日が燦々と当たりとても弁当など食べていられません。「弁当で熱中症にかかった老女、搬送」の新聞の見出しだけは避けたいので、木の陰にちんまり座って。
登山開始して2時間でしたね。公式タイムですと90分ですが、私は休み休み(それがまた多い)です。夫も花が好きなので見つけては立ち止まって。好きなんだけれど名前は分からない。写真撮して家に帰って調べたらと言えば、そんな気はないのだそうです。「生藤山の白い小さな花」で良いんだそうな。ふ〜ん、勉学心が足りないんじゃないのと思いつつ、私もそんなまめさはないので、そこはそれ突っ込まない。
新緑の中あとは降りるだけ。膝はまぁまぁ大丈夫。座骨神経痛も大丈夫。しかしふくらはぎは下山となると痛みが走る。でも大丈夫。無事かえることが出来ました。
生藤山トレッキング、道は整備され標識もしっかりあり、登りやすい低山です。