初トレッキング 奥多摩 笹尾根

関東はこの三が日好天候に恵まれました。日本海側や東北・北海道の方々には申し訳ないことですが、青い空に包まれてトレッキングに行きました。
元旦にいつもの三人ざます。なかなか四人にならないところが、、、、こればっかりは仕方おまへん。言うまいっ!

宿に入る前に立ち寄ったのが檜原村の滝を代表する名瀑「払沢(ほっさわ)の滝」。約60mでどでかいという感じではありませんが、美しい滝です。日本の滝百選に入っているとか。落ち込みの淵は深く神秘的です。滝つぼには入らないでくださいとあります。こんな真冬に入る人もないでしょうが、地元住民が飲料水として使用しているとのこと。きっと美味しいでしょうね。既に滝の縁は凍っていますが、厳冬期には 結氷するそうです。




去年と同じ瓦葺きの屋根の兜屋旅館。囲炉裏のある部屋です、去年食べ損ないましたので、その無念を今年は晴らすとて猪鍋・ぼたん鍋ぼたん鍋の由来は「猪肉を薄切りにし、牡丹の花に 似せて皿の上に盛りつける事に因んでいる」とのことですよ。鮮やかな赤い色です。猪肉はちゃんと処理されているので臭みはほとんどありません。味噌味の鍋です。薄切りなので煮すぎなければ柔らかいです。
夫と次男は大いに気に入り、来年もこれがいいと。私も決して嫌いではないですが、、、やはり肉なら牛肉の方がいいかな。




さて二日は大げさではないトレッキング。去年は浅間尾根を歩きましたが、今年はその向の笹尾根です。立ち寄り湯の数馬の湯の駐車場に置かせてもらってバス停2つ下って登山道に。


















広葉樹の林を登り初めてすぐに現役の炭小屋があります。昨晩の囲炉裏の炭はここで焼かれたのかな。











朴の木の大きな落ち葉の深い道をざくざく音を立て進むと大羽根山山頂 992m。正面に見えるのは御前山(1405m)。
さらに登ってゆくと(標高差は300mほどですが直登です)笹尾根にでます。

笹尾根に出てようやく横ばい。数馬峠へ。はい、初富士で〜す。

見事に見えました。霊峰富士と呼ぶに相応しい姿を見せてくれました。しばし見とれてほんじゃまぁ、お昼にしましょう。このコース最後まで我々家族だけでした。富士のお山をほしいまま。眺めてのおにぎりは美味しゅうございます。
のんびり寛いでいますと、がさがさと大きな音が谷から聞こえてきます。これは獣に違いないと3人で熊鈴をじゃらじゃら鳴らし、声を上げたりしているうちに収まりました。あのがさがさの音は熊ほどではなく小動物だと思いますが、遭遇したことがないのでわかりません。数十分後遠くの方で一発銃の音がしましたので猟師さんか。猪狩りかな。と想像は深まります。


富士の手前に三角の山々が連なって。美しい風景でした。つくづく日本は山が多い国だと思いますね。その国に生まれたのだから山歩きを楽しみ、いや楽しませていただくの気持ちです。身の丈、実力にあった山歩きですが今年も出来る限り体力と相談しながら出かけたいと思います。






右側にちょっと緑の木がありますが、全山これ丸裸と言っても過言ではないほど。ふくらはぎまでずっぽり落ち葉に埋まります。緑豊かな葉の生い茂る夏に比べると裸木はすうすう。邪魔をしませんのでその先の風景をも見られます。それも良きかなと。