5/23 ラグビーの日本選手権の決勝は、トップリーグの王者決定戦を兼ねて秩父宮ラグビー場で行われました。サントリー対パナソニック。それぞれホワイトカンファレンス・レッドカンファレンスを無敗で上がってきた勇者たち。贔屓のチームが残らなかったのは残念でしたが、両者の試合を観たかつたので心待ちにしていました。
私的には速足対決でサントリーのボーデン・バレット、パナの福岡堅樹の攻防を楽しみにしていました。パナは前半5分にディラン・ライリー選手のトライで先制、続いて福岡もトライを決め、23-7と大きくリードして前半終了。バレットは大物でも決勝戦ともなれば緊張していたのか、ゴールキックを2つも外した。難しい位置とはいえ普段なら決めていたのにね。
後半はサントリーもトライを3つ決め、バレットもキックが落ち着き、5点差まで追い詰めましたが、31-26 でパナソニックが逃げ切りました。
パナの福岡堅樹はこの試合で引退。医師の道へと進みます。この4月から順天堂大学の医学部に入りました。体力の限界を感じての引退では無いのでまだまだ活躍してほしいところではありますが、次のステージへの歩みに心から拍手を送りたいと思います。
今季のトップリーグは世界的な選手が参加してくれて、日本選手と混じっての試合が観られる贅沢さを味あわせてもらえました。ボーデン・バレットやTJペレナラ、マイケル・フーパーも今季で契約終了。1年間でしたが、今までの海外選手は「お手伝い」的な感覚が否めませんでしたが、彼らたちはチームに溶け込み、全力投球して戦ってくれたことに感謝です。そこが本当のプロですね。
来季ははこれほどのメンバーが来日してくれるかどうか定かではありませんが、どうもクボタのマルコム・マークスやバーナード・フォーリー、ライアン・クロッティは残留するようです。
来年からは新リーグとなるからか、選手たちの引退・離籍が大きな数で動いています。キヤノンのエドワード・カークも退団します。日本の他のチームに移籍するのか気になるところです。