ラグビーワールドカップ2023フランス大会 いよいよ最終盤へと

 10月14・15日に行われた8カ国の準々決勝4試合は稀に見る好試合となりました。アルゼンチンは29-17でウエールズを下し、ニュージーランドは29-24でアイルランドを下し、イングランドは30-24でフィジーを下し、南アフリカは29-28の1点差で開催国のフランスを下しました。点差を眺めるだけでどれも僅差の試合。白熱の試合だったことが伺われます。
アイルランドは1トライ&コンバージョンキックの7点追加の逆転を狙い、34フェーズのアタックを繰り返しましたがニュージーランドのディフェンスを抜けられずミスをして試合終了となりました。
フランス対南アフリカの試合は開催国フランスの応援は凄まじく、南アフリカ完全のアウエイ状態。そんな中1点を守りきりました。
どの試合も死闘でしたね。ラグビーW杯の準々決勝で一番のそれぞれの試合だったと言われています。日本をやっけてくれて進んだアルゼンチン、もし日本が進んでいたとして果たしてウエールズに勝てたかどうか・・・。アルゼンチンは強かった。

 そんなアルゼンチンに期待深まりましたが、昨日の4強準決勝ではニュージーランドに6-44の大敗を喫しました。大会前のテストマッチではアルゼンチンは勝っているのに、ここにきてニュージーランドは強い。点差が示すようにアルゼンチンは動かせてもらえませんでした。

もう1試合の南アフリカイングランドの試合は面白かったです。なんせフランスでの開催。フランスは6Nationsで毎年イングランドと戦っていますが勝ち数からいったらイングランドが上。で、イングランドが嫌い。南フランスには先週負けたから嫌い。どっちも嫌い。なのでどっちにもブーイングの嵐。案外フランスは心が狭いか(笑。
前半 イングランドはトライを狙う作戦を止めて、相手のミスを誘ってペナルティゴールの3点を積み重ねるつまんない試合で進みました。南アフリカはペースを狂わされました。12-6のイングランド優勢で前半終了。あぁ、トライで点を取り合って面白い試合をしてくれないかと非常に不満。しかしこんなラグビーラグビーには違いない。
後半に入っても硬直状態が続きますが、南フランスはフォワードのメンバーを交替させ流れを変えに来ましてそれが成功。俄然フォワードが押すは押すは、イングランドのミスが続きます。

 南フランスのPRオックス・ヌチェ がいいのです。
身長は173cmと小柄ながら体重は105kgと丸っこく胸が厚い。28歳。要チェックです。この写真はニコッとしていますが、試合中は笑わないんです。









そんな彼らの働きが功を奏して後半29分に交替して入ったLOのRG・スナイマンがとトライ!
ハンドレ・ポラードのコンバージョンキックも決まって15-13と攻め寄りました。39分にはフォワードがイングランドのミスを誘って、ポラードがPGを決め、15-16と逆転。この1点差を守り南フランスが勝利。イングランドは日本大会の決勝戦のリベンジならずでした。

勝戦ニュージーランドと南フランス。3位決定戦はイングランドとアルゼンチン。
W杯も来週末で終りになります。