6 Nations 2022

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 2022年度の優勝はフランス代表。12年ぶりのヨーロッパ制覇、しかも全勝のグランドスラム。本当にフランスは強かった! 23年にはラグビーw杯を開催します。19年のW杯より23年に向けて若手の強化。うまく行っております。23年自国開催で優勝するのではないかと予感させる勢いです。
昨年の秋にはオールブラックスを倒したりしてこのところテストマッチ8連勝。この夏には来日して2試合戦います。へりくだった言い方に聞こえるかもしれませんが、波に乗るフランス代表が日本に来てくれるなんてありがたやです。だって気位の高いタカピーな6nationsで来日してくれる国はここのところスコットランドくらいなもんですよ。イングランドなんて絶対来てくれない。最近弱いくせに(ごめんなさい)。こちらから行きますんで試合させてくださいでやっとか。で、秋にはイングランドと試合はします。日本の意地を見せてきてほしい。


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※ 中央がアンジェ・カプッツォ選手

22年の6Nations ではなんとイタリア代表がウエールズ代表を下して最終節に1勝をあげました! イタリアはこの大会で36連敗。なんせ勝てなかった。実力の差がありすぎた。こんなことなら日本を代わりにいれてくれればいいのにと思っていました。近隣諸国のファンも我が国をと思っていたに違いない。しかし今年は最後の最後諦めずに逆転勝利しました。相手は前年のチャンピオンのウェールズ代表。ウエールズ代表を倒したのは15年ぶりだそうで、しかも敵地のカーディフでの勝利は初めて。しかもウェールズ代表はSOダン・ビガーが100キャップ目、LOアラン=ウィン・ジョーンズは150試合目という記念の試合でした。19年W杯が終わって、ウエールズ代表は調子が良くない。今回も1勝4敗。2選手の記念祝にイタリアには勝てるであろうと踏んだに違いない。それは失礼な話だわ(さんざん私もイタリアを悪く言いながら、ごめんなさい)。
ホームでの大事な試合にウエールズも執念を持って逆転し、これでウエールズの勝ちかと思いきや、終了間際の78分に歴史は塗り替えられました。22歳のFBアンジェ・カプッツォが、自陣からの鋭いカウンターで突っ走り、軽快なフットワークで敵を避け右側を駆け上がり、内側でサポートについていたWTBエドアルド・パドヴァーニがインゴール中央に持ち込み、トライ!。そうです、トライの5点だけではひっくり返せない。コンバージョンキックの2点も必要なのよ。なのでキックが決まるように中央に持っていったのです。そして、SOガルビジがコンバージョンを決め、22-21で逆転勝利。
イタリア選手、客席のファン、みんな涙混じりの歓喜となりました。私も涙が出てきました。イタリア、諦めずによく頑張りました。おめでとう!

6 Nations 2022 の順位表

1位 フランス    全勝
2位 アイルランド  4勝1敗
3位 イングランド  2勝3敗
4位 スコットランド 2勝3敗
5位 ウエールズ   1勝4敗
6位 イタリア    1勝4敗


※ 写真はともにラグビーリパブリックより。