ラグビーワールドカップ2023フランス大会 3位決定戦&決勝戦

 まず3位決定戦が行われました。イングランド対アルゼンチン。これはリーグ戦Dグループで戦った国同士。イングランドがドロップゴールで勝った試合でした。決定戦は、、、、26-23で接戦でイングランドが勝ち。試合内容は忘れつつありますが、そうそう3点のビハインドで迎えた後半35分、アルゼンチンにペナルティーが与えられ、ラインアウト&モールでトライで5点~7点を狙えと期待したのですが、サンチェスがペナルティゴールで3点を選んだけれど、外した。その後の5分間イングランドが一進一退の攻防を凌いでの勝利。アルゼンチンは過去最高位の3位には届きませんでした。

 決勝戦ニュージーランド南アフリカ。ここまで危険なタックルへの意識が高く、カードがあまり出なかったのに、ここに来て出まくりました。ニュージーランドが前半2枚イエローカードでその内1つはレッドカードになり退場となりました、キャプテンのFLサム・ケーンです。これはキャプテンだけに尾を引きましたね。前半は両チームともにPGによる得点で南アフリカリードの12-6で折り返しました。
後半今度は南アフリカのキャプテンFLシヤ・コリシがハイタックルのシンビンで10分間の退場。キャプテン同士がなんてこったでございます。
18分にニュージーランドラインアウトからモールでつなぎ、ボーデン・バレットが左隅にトライ。両軍初のトライです。この試合たった1本の貴重なトライ。SOリッチー・モウンガのコンバージョンキックは失敗で12-11と1点差に迫りました。残り6分になった頃南アフリカのWTBチェスリン・コルビがデリバレイトノックオンでシンビンで10分間の退場。罪の重さを感じたコルビは試合が終わるまでユニホームで顔を覆っていましたね。双方の攻防が続きましたが、南アフリカが逃げ切って優勝。
南アフリカはノートライでSOハンドレ・ポラードのゴールキックでの12点でした。このゴールを決めなくちゃとかのプレッシャーを跳ね除けて常に平常心を保てられるキッカー、素晴らしいです。
南アフリカは4度目の優勝で前回日本大会に続いて優勝と2連勝です。
トライがたったの1本と派手さに欠ける試合でしたが、見ごたえのある試合でした。

次回はオーストラリアでの開催。南アフリカニュージーランドも選手の年齢は高いので、がらっとメンバーは変わるでしょうね。最強豪に並べて言うのも気が引けますが、年齢が高いのは日本も同じ。どんな方向に進むのでしょうか。