香川の島旅(直島・豊島 アートの島を訪ねて)No.1

 直島・豊島へは20年5月に行く予定でしたが、コロナ騒ぎとなり断念しました。3年越しに叶いました。12/8~10の2泊3日の旅です。新幹線で岡山まで行き、宇野港より船で直島へ。レンタルサイクルでアートめぐり。電動自転車です。島内は坂が多いのでほとんどハイパワーモード。楽ちんであります。情報は入っておりましたが、海外の方々の観光客(欧米)が日本人より多い!それも個人旅行。道路も狭く大型の観光バスが入れないからか、宿泊施設も少ないからか(団体得意の中国系は無理と思います)。こう言ってはなんですが、その分静かでありました。
直島のシンボル 草間彌生さんの赤かぼちゃがお出迎え。


まずは地中美術館へ。Benesse House の敷地内にあります。なので宿泊もBenesse Houseにしました。中の移動はシャトルバスを利用できます(我々は自転車で移動)。でも思うにシャトルバスのほうが便利だな。
なんせ地中美術館なので外に外観が現れず、巨大なので撮せません。建物は安藤忠雄さん。楽に移動はできません(笑。 でもたいしたもんだなぁと感心します。安藤さんの建築嫌いではないので受け入れられます。
美術館の中には、クロード・モネ室から始まってジェームス・タレル室、ここには3点の作品が展示されています。「アフラム、ペール・ブルー」「オープン・フィールド」「オープン・スカイ」。光の中に入っていく・光に中にいる を体験する作品。私は「オープン・フィールド」で強く体験しました。部屋(光)の中に入るとブルーの空間。振り向くと入口は閉ざされうす赤い壁になって閉じ込められたかと錯覚を起こします。近づくと元の入口に。光でこんな事ができるのかと驚きです。

私はなんといってもウォルター・デ・マリアの室が感動を受けました。奥行24m・幅10mの大きな部屋に階段があり中段の踊り場に大きな花崗岩の球体が置かれ、天井の窓よりの部屋の採光が変わるようです。我々のときは全くの青空が天窓より球体に映り込み、端に動けば斜めに球体に沿った歪んだ天窓の青。なんやねん!と訳わかんないですよね。写真が撮せないので説明が難しいです。
撮影禁止・作品に触れないでの約束がありますが、4人組のおば様方、ぺたぺたぺたと球体を叩いていました。きっとたくさんの手形がついたに違いない(笑。スタッフは拭き掃除に大変だ。


次は建物は安藤忠雄さんの建築で、展示は草間彌生さんの作品 VALLEY GALLERY へ。庭にはミラーボールが敷き詰められ、池のボールは波が立つと移動します。ボールには周りの自然や我々が移りだされます。
恒久展示である小沢剛さんの「スラッグブッダ88」は豊島の産業廃棄物処理後のスラグで88体の仏が並んでいます。

第一日目はこれで終わりホテルにチェックイン。瀬戸内海に沈む夕日。綺麗でした。

部屋への通路のこのブルーも綺麗でした。