2024年2月の俳句

紅梅や色をほぐしてひのふのみ

「ひのふのみ」はひとつふたつみっつです。 季語:紅梅


野仏に青女衣をかけにけり

季語:青女 霜や雪をふらすという女神。転じて霜や雪をさします。


北窓を開けて介護の深呼吸

数年前宮城県塩釜に介護に通った日々。冬の間二階の北側の部屋は雨戸を閉じられ暗く冷たい部屋でした。春になって雨戸を開けて風を入れ清々しく、気持ちも新たに。 季語:北窓開く


春雷や大喝喰はせ立ち去りし

寒冷前線の通過に雷も響きました。季語:春雷


前線の乱れの多き二月過ぐ

寒冷前線による気圧の変化に体調が整いませんでした。それに振り回されるような二月でした。
三月は落ち着いてほしいです。 季語:二月