伊勢神宮

11/2は母の13回忌で名古屋に帰りました。久しぶりに会う兄姉、姪っ子、みな元気そうで何よりでした。こうして子供や孫が一堂に会して母も喜んでいると思います。

会食が済んで我々夫婦は今日の宿 三重県の松阪に。名古屋日帰りで帰るつもりでいましたが、伊勢神宮式年遷宮ということで行こうということに。ところが日も迫っての宿探しでしたので全然取れませんでした。やっと取れたのが松阪駅前のツイン朝食付きで6800円の部屋。安すぎて恐ろしさを感じながら。。。値段通りのホテルでした。古いは古いけど不潔っていうことはないので、許容範囲内。



相当な人出が予想されるので次の朝は7時半頃から先ずは外宮参拝。外宮の鳥居です。もう参拝者がいっぱい。
参拝の順番・順路としては、外宮の豊受大神宮(とようけだいじんぐう)に参拝し、内宮の天照大御神を参拝するというのが古来からの慣わしです。
内宮だけお参りの方が多いですが、「片参り」といってカップルには縁起が悪いと言われています。今更夫と別れても拾ってくれる男性もいないでしょうから両方お参りします。



外宮の御正宮。天照大神のお食事を司る神様をおまつりしています。衣食住をはじめとするあらゆる産業の守り神。一歩はいると撮影禁止。隣にこの間までの古い御正宮が並んでいます。なぜ人の込むこの時期にと思われますが今ならこの新旧二正宮を見られるからです。
外宮内にある別宮の三宮 土宮(つちのみや)・風宮(かぜのみや)・多賀宮(たかのみや)も参拝。





外宮のお参りも滞りなく済ませ、バスで内宮に向かいます。この日は全国大学駅伝が開催され伊勢路を走るので12時間から2時半までこの辺りは通行規制が掛かりバス移動が出来なくなります。朝早くスタートして良かった。
宇治橋鳥居です。五十鈴川に掛かる宇治橋を渡ります。




五十鈴川はいつ見ても美しい川です。五十鈴川御手洗場で手を清め、第一第二鳥居を過ぎ正宮へ。静寂な千古の森の中、玉砂利を踏み分け進む、、、、と言いたいところですが、人・人・人。










皇大神宮の内宮の正宮です。皇室の御祖神 天照大神をお祀りしています。中の正殿は五十の垣根に囲まれているとか。めたらやたらと入れないわけでして、ご祈祷も中まで入れるわけでなく直ぐそこの外玉垣の御門前でのご祈祷。そりゃそうですわね。
正宮の近くにある別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)をお参りし、子安神社そしてもう一つの別宮・風日折宮(かぜひのみのみや)へ。風の神をまつります。鎌倉時代元寇の時、神風を吹かせて日本を守った神様です。






これで外宮内宮でのお参りも済ませましたので、おはらい横町・おかげ横町へ。お土産、食事処が軒を並べています。
伊勢うどんのお店で昼食。前夜松阪での夕食は吉田類さんの酒場放浪記で紹介のあった焼き肉屋へ行き、その話でお店の人と大盛り上がり。飲み過ぎました(汗)。この日は二日酔いで胃腸の調子すこぶる悪し。伊勢うどんが精一杯。大丈夫な夫はてこね寿司と伊勢うどんのセット。他にも情報があって色々食べたかったのですが、、、それが心残り。




猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)に寄ります。「猿田彦大神はものごとの最初に御出現になり万事最も善い方へ“おみちび き”になる大神」と紹介されますが、見た目は普通の神社のように感じました。




















最後は月讀宮つきよみのみや)。四別宮が並んでいます。
・月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)
月讀宮(つきよみのみや) 
伊佐奈岐宮(いざなぎのみや) 
伊佐奈弥宮(いざなみのみや) です。
ご参拝は月讀宮を一番先にします。
やはり森の中を歩きますが、こちらは人も少なくやっとお伊勢さんの本来の静けさの中に包まれたという感じでほっとします。

20年に一度の式年遷宮。今回この機会に恵まれましたが次回の20年後は夫婦揃っていけるかどうかも分かりませんので、人が多くても参拝していい思い出となりました。
若い人もイベント感覚で来ている人も多いでしょうが、皆さん二拝二拍手一拝の作法を守っているし、鳥居をくぐるときも行きも帰りも礼をします。腰パンをはいたお兄ちゃんも「あざす!」と礼を。ちゃんと「有り難うございます」と言いましょうと思いますが、ちょっと微笑ましいと感じもします。
やはりお伊勢さんは日本人には特別な思いを持たせるようです。