深川七福神

七福神巡りは、日本橋・浅草・隅田川と続きまして巡り始めて4年目、今年は深川です。


神社やお寺の写真を紹介するのもいいですが、今回はマップにスタンプを押したものを揚げておきます。
なんでも七福神巡りは文化文政の頃から各地で特に盛んになりなったとか。文化文政っていつの時代やねんと調べますと、寛政の改革天保の改革の間の期間で、第11代将軍徳川家斉の治世(1786〜1841)です。
深川七福神は、東京の七福神として有名で、下町情緒にふれながら巡ることができる、ということで行ってみましたよ。大江戸線森下駅から、マップでいえば上から下に向かっていきました。芭蕉記念館があり、ここは2年ほど前、吉田類さんの「舟」句会をやりました。いつも類さんの句会はお酒を呑みながらするのですが、ここは公の会場、アルコール類持ち込み禁止。類さん筆頭にみんなつらい時間でした。終わって急いで居酒屋に飛び込んだのです。それ以来二度とここでは句会をやりませんでした(笑
時限カフェがありましたので、珈琲タイム。若い青年が新年の七福神巡りに合わせて開いているとか、助かります。表通りをはずれていますのでちょっと一休みできる喫茶店などないのでうれしい。話をすると彼は映像アーティストで、こういう場所で若い人のアートを紹介していきたいと。若手は個展をやりたくてもお金が無くてギャラリーなど借りれない。発表する場がないのですね。
彼はCM制作会社に勤めていたそうですが、フリーとなって自分の納得いくものを作っていきたいと勤めを辞めたそうです。今までは商品を作っていらっしゃったけど、今後は作品を作ることになるのですね。頑張ってくださいね。




小名木川にかかる万年橋。小名木川は行徳から江戸への塩の輸送に使われた水路だそうです。
寛永の頃(1624年〜)すでに架けられたという古い橋です。広重と北斉が錦絵に描いていますよ。その絵が見つかりましたので載せておきます。






北斎の「深川万年橋下」
まんまのタイトルですね(笑














広重の「深川万年橋」
亀を吊しているのは「万年」にあやかってとのこと。洒落が効いていますね。
万年橋の欄干から眺める構図、いかしていますね。こういう構図は浮世絵・錦絵ならではの日本人絵師の感性。素晴らしいと思います。













深川七福神は三つの神社と四つのお寺にまつられていますが、さすが歴史のある町。そのほかにもお寺が多いです。
さて、2時間ほどかけて巡った七福神富岡八幡宮の恵比寿様で終わり。
深川といえばアサリの深川めし。いただくことにしましょう。

深川宿八幡店の「辰巳好み」。味噌仕立てのぶっかけと炊き込みの2種セット。ぶっかけはアサリを味噌で煮てご飯にかけたもの。もともとは漁師めし。初体験。
かたや炊き込みはお弁当になります。職人さんがお弁当に持っていったのですね。漁師と職人がそれぞれ食べ方を工夫して愛したアサリご飯。
私は、どちらかというと職人派。どうも味噌仕立ては甘くてね。
全部は食べきれなくて残した炊き込みはお店の方がおにぎりにしてくれました。うれしや。