古今亭文菊独演会

f:id:nikkokisuge:20190828112202j:plain:left 昨晩の27日、会場は日本橋社会教育会館ホール。地下鉄人形町からすぐです。人形町駅はほとんど降りたことがなく、下町情緒が残っており心惹かれるお店が多かったです。開演前にお腹の下ごしらえ、「甘酒横丁」なんて目にした日にゃ、行ってみないことには。なぜかこのあたりは鶏肉のお店が多い。で、焼鳥屋で軽くビールと食事を済ませ、ホールへと。
日本橋社会教育会館は地下2階地上9階のビル。それでもって3フロアは日本橋小学校が入っています。ちょっとびっくり。都会の真ん中の小学校とはこんなもんなのか。もちろん小学校の階には一般人利用は通過します。地下にはプールがありまして、体育館もあるので、そんな授業も受けられるのでしょうね。都会の子供たちが土に親しむ機会はなく、今の子は虫も知らない、花も知らないと言われても、こりゃ仕様がないですわね。田舎に出かけなくちゃ自然に親しめない。
※写真はHPより


f:id:nikkokisuge:20190828113549j:plain:left 古今亭文菊師匠。去年の暮でしたか、「古今亭菊之丞古今亭文菊 兄弟会」に行きましたが、このときはやはり兄弟子の菊之丞さんに気を遣っていたのか、なんかこうこじんまりしてましたが、今回は文菊さんひとり。思い切りのびのびやっているなと思うほどに、軽妙にして垢抜けていた感じ。演物にもよるのかもしれません。

『干物箱』『質屋庫(しちやぐら)』は初めて聴く噺でした。『干物箱』は大店の若旦那は吉原遊びが過ぎて父親に2階に監禁され20日が過ぎ、湯に行くことだけを1時間と決められ許されます。久しぶりに外出した若旦那、おとなしく1時間で帰るわけがなく、若旦那の声色がうまい遊び仲間に身代わりを頼んで、、、、。まぁ、うまくいくわけがございません。
『質屋庫』は質屋の蔵に夜な夜なお化けが出ると噂が立ち、主人はこれでは店の信用が下がり商売に影響が出ると、番頭と町内一の強者をお化けの正体を見極めろと蔵の近くの離れに軟禁します。確かにお化けが出て、、、、、質屋らしいオチが付きます。
茶の湯』は何度も聴いております。風流ぶって「知らない」と言えないご隠居さんが点てるお茶は、、、、みんなお腹を壊します。

ところで、文菊さんは茶道を習われているとか。それで母校の学習院大学遠州流茶道会(呈茶)とコラボして落語会をやるそうです。学習院ですが高校から入学されたとのこと。。。ちょっと半端じゃないですかね(笑)。学習院とかの私学ならば、幼稚舎からとか、普通せめても中学校から、もしくはそれを超えて、大学からが多くないですかね。高校からはちょっとめずらしいなと思って。またもいらんことを、御免遊ばせ。