帰郷

夫の実家は宮城県塩竃市(松島の近く)。両親は80代半ばになりますが健在でふたりで暮らしています。年に一回の帰郷です。ふたりとも自立心旺盛で子供達の世話にはならないという気持ちを持っているからか、惚けたりすることもなくしっかりと心強く生きています。これはたいしたもんですよ。一年経ったから多少は弱くなったかと思いきや、去年と全然変わっていません。二人ともそれぞれに年なりの持病をもっていますが、負けてなるもんかと思って毎日を過ごしていると言っております。元気でいてくれて子供孝行の両親とつくづく思います。

塩竃には浦戸諸島という島々があります。浦戸諸島は、日本三景松島湾内に点在する桂島、野々島、寒風沢、朴島の四つの島からなっています。名前の由来は松島湾(浦)の門戸からきているそうです。
昨年はこの諸島をハイキングしました。桂島から野々島など、島から島への移動は渡し船です(無料)。船着き場で赤い旗を揚げたり、電話をしたりして船を呼びます。
島にはそれぞれの伝説や史跡があって楽しいハイキングでした。
それで、その中の島の一つ野々島で花火大会があるというので行ってきました。行くときは雨でしたが島に着いたら雨はやんでいました。盆踊りもあり、地元の中学生の和太鼓実技があったり、カラオケがあったりで、そのローカル色もまた楽しいものでした。
島の人たちの屋店で手作りの料理をいただきましたがさすが島です、魚や貝の焼き物がおいしかったですよ。もちろんビールも!シートを敷いて寝っ転がって花火見物なんて最高の時間でしたね。だって島ですもの、島民の他は、臨時便の船3隻の見物人しか増えないんですから、そりゃゆっくり見られます。人口密度がゆったりですからね。こりゃ癖になりそう。来年も行くかも。