アートアクアリウム2013 〜江戸・金魚の涼〜


日本橋三井ホールで開催中。日本の夏と言えば「かき氷・花火・金魚」。ああ、「金鳥」もそうですね。。。そのうちの金魚にスポットを当て水槽・光・映像を使って平成の金魚文化を演出。涼を求めて行ってまいりました。が、しかし、会場は若いカップルでいっぱい。腕を組んだり手を繋いだり、その熱さにオジサン・オバサンはあてられました。ちっとも涼しくありましぇん(笑)。
今のアーティストの発想力はたいしたもんですね。和金、出目金、琉金といったお馴染みの金魚から地金、土佐金などの高級金魚がいろんな形をした水槽で泳いでいます。写真が上手く取れていませんが、このタイトルは「大奥」。巨大な鉢です。光で幾色にも変化します。金魚が大奥に住む女性達を表しているのかな。華美な世界が想像できますね。



着物水槽のうちのひとつ。京友禅の着物を水槽に埋め込み、その中を金魚が泳ぎそれが柄になるのです。ひとつと同じ柄はないでしょうね。この発想には驚かされます。
















その他大がかりなものとして「水中四季絵巻」。日本の四季が投影され、その中を錦鯉が泳ぎます。池に映り込んだ日本庭園の四季と言えます。全長8mもあるんです。
普通金魚の水槽は横から眺めますね。でも上から見る水槽がありました。金魚の姿がよく分かります。タイトルは「金魚品評」。
「日本の美」を昔ながらの金魚と近代のアクアリウムで演出した空間。プロジュースは木村英智さん1972年生まれ。お若いです。アクアリストの第一人者とか。
しかし、開催期間中の管理が大変ですね。水槽にはフンはありませんでした。きっと毎夜掃除しているのでしょう。具合の悪くなる金魚もいることでしょうから入れ替えたりとか。ついつい職業的な目線でみてしまいます。