奥多摩 小菅村

訪れたのは義母が亡くなる2日前の11/21土曜日でした。義母が3回目の入院以後、病院から緊急の連絡がいつ来るか分からないので、トレッキングには出掛けられませんでした。携帯のアンテナが圏外の所へは。当然山は圏外ですもんね。

小菅村多摩川の源流にある小さな村です。小菅道の駅は今年の3月にオープンしたばかりで、地元の食材を使ったイタリアンが楽しめるとのこと、特にピザがオススメと JAF Mate に載っていたので行ってみました。そんなに高いところではないし。

着いて早速、源流レストランでピザを頼みました。とっても美味しい! 満足じゃ。物産館では地元の野菜がいっぱい並んでいます。それでいっぱい買い込みました。生ワサビも売っているではありませんか。生ワサビ好きの我々、13センチくらいのが1000円です。しかも葉付き、おしたしが美味しい。これは買わねばの。




奥に山葵田があるというので少し上がってみました。おう、確かに山葵田。年末年始の商戦期に備えて育てている最中。おおきくな〜れ。
まあ、おおらかな育て方でフェンスは一応してあるけれどスキだらけ。ちょっと失敬と山葵泥棒できちゃうねと夫と冗談を言い合っていました。
そして来た道を下っていきますと、軽バンがやってきまして山葵、いりませんか?と声を掛け止まる。採りたてなんですよ。安くしますよ。まぁちょっと見てくださいと後ろを開け見せる、すんごく小さいのを500円でどうですかという。なにげに車のナンバーをみると「野田」ナンバー、千葉じゃないですか。ここは山梨県
あっ、こりゃアヤシイ。本物の山葵泥棒だ!と直感する。そこの道の駅で大きな山葵買ったばかりだしねと断る。そしたらいくらで売ってました?と聞く。間違いなく山葵泥棒だ! ここの山葵田の主であればいくらで売っていたなんて聞くはずない。
「確かにね、とれたて(盗れたて)には違いないでしょうが、、、、買ったし要らないわ」ときっぱり断りました。盗れたての言葉に向こうも察したかすんなり引いた。
まさか、本物の山葵泥棒に出会うとは… びっくりぽんや。


川で人影が見られます。釣りをしているのかと見れば、テーブルの上で鹿の解体が始まるところ。そう禁漁解除になって早速の獲物ですかね。始まるところでしたのでリアルな場面はなかったのが幸い。といいつつ、私、鹿刺しは好きですのよ。
道の駅近くの畑には高いフェンスが巡らされていましたので、鹿被害はここでも起きているのでしょうね。 無駄に殺生するのではなくその身をいただくのが供養。


そんなかんなの小菅村でした。両親が亡くなりまして緊急連絡に待機する必要もなくなりましたので、来年からまたトレッキングを再開できます。しかし寄る年波には勝てず体力が落ちてきているので、どうでしょうか、そんなには頑張れないかも。