西沢渓谷

13日土曜日は山梨県の西沢渓谷へ。朝6時出発です。中央道勝沼ICから西沢渓谷へ向かいます。さすが勝沼、ワインの里。道路の両脇にはブドウ畑が続きます。雁坂道というのですが立派な道路ですよ。途中に広瀬ダムがあるのですが、夫は東京電力がダムを造るために作った道路だと納得。温泉地もいくつかあるので道路を整備して村には貢献したんですわね。道の駅みとみのレストランで早めの昼食 釜飯をいただき、地元の野菜も買って西沢渓谷へ。渓谷の入り口の茶店で草餅ゲット。トレッキングに甘いものは必須です。
この西沢渓谷は笛吹川の源流になるんですね。小さな滝が多いので知られています。スタートしてしばらく行くと渓谷のビューポイントである二又の吊り橋があります。私は高所恐怖症なので(涙)、写真を取る余裕もなく、立ち止まって絶景かなとする余裕もなく、早く渡りきりたい一心です。立ち止まる夫を急かします。



原生林を流れる渓流がいくつもの滝を作り神秘的な魅力に満ちています。ウナギ床、三重の滝、人面洞と登り、写真が竜神の滝です。滝の近くに登ってくるとひんやりした空気が火照った頬に気持ちよくあたります。天然のクーラーです。自然の力に偉大さを感じざるを得ません。
細い滝が連なった恋糸の滝があります。やはり恋の糸ははかなげでいつ切れても不思議ではないんですね。そんなもんよ恋はとおばさんはしたり顔に納得です。恋に縁遠くなった私は写真も撮りません、フン(笑)。




七つ釜五段の滝です。巨大な花崗岩を清流が浸食してできた滝。渓谷随一の見所です。釜は深いのでしょう、深い青色が美しい。しばし見とれます。
沢に降りたのですから、最後は降りた分上がらなくてはいけません。これがきついんですよ。ハイキングとはいえ登山です。私は休み休み登ります。とてもさっさというわけにはいきません。


帰りは旧森林軌道を降りていきます。遊歩道とはいえ沢登りですから行き違うほどの道幅はないですからね、復路は別の道を下山します。なだらかな下り道をひたすら降りるだけですから楽でした。軌道の線路はほとんど埋もれてしまっていますが、昔木材業の人たちがトロッコで切り倒した木を運んだ様子が忍ばれます。トロッコは何で動かしたのでしょう。石炭は高価でしたから木材を燃やして走らせたのですかね。昔の、といってもそんなに遠くない昔を思い描きながら下山しました。
往復で4時間弱の1周コースです。足にも負担は感ぜずちょうどよい時間とコースでした。帰りは三富温泉の旅館で立ち寄り入浴。500円とお値打ち。いい温泉でした。温泉は随分久しぶりです。去年の年末以来じゃないかしら。