2021年 4月の俳句

思春期はくすくす笑ひ花菫 (ししゅんきは くすくすわらひ はなすみれ)

私のように婆さんになりますと誰はばかることなく「がはははっ」と笑ってしまいますが、年頃の女子は大口開けて、、、笑いませんわね。季語:菫


子の息の七色となりしゃぼん玉 (このいきの なないろとなり しゃぼんだま)
しゃぼん玉君の窒素の強きこと (しゃぼんだま きみのちっその つよきこと)

呼気(はく息)の成分は窒素が79%で酸素は減るそうです。大きなしゃぼん玉には窒素がいっぱい?
季語:しゃぼん玉


水芳し山葵田守の袖触るる (みずかんばし わさびだもりの そでふるる)
不定愁訴山葵につんとほぐれゆく (ふていしゅうそ わさびにつんと ほぐれゆく)

山葵が育つのは清流が条件。
山葵がよく利いてコロナ禍でのイライラも飛んでいきます。