新春プラザ寄席

東京都大田区主催によります新春寄席。1/6に大田区民プラザ大ホールに行ってきました。

 柳家三三による「お血脈」。
お血脈(おけちみゃく)とは、善光寺で極楽浄土にいけるという有り難い御札が売られていたとのこと。で、みんな買うものだから極楽に行き、地獄には落ちてこないので地獄は経営が立ち行かなくなり、その御印を盗んでくるように言い使った石川五右衛門は。。。。


柳家さん喬による「ちりとてちん」。
食通ぶる男を一杯食わせてやろうと、旦那は腐った豆腐にいろいろな香辛料を入れて台湾の名物 ちりとてちん だといって、男に食わせる。案の定負けん気の強い男は、確かに台湾のちりとてちんだと言いながらも、その味と臭さに悶え苦しみます。そこが見どころなのでしょうか。


立川談笑による「堀之内」。談笑は初めて聴きます。
これほどそそっかしい男がいるものかと、初めから終わりまで粗忽のオンパレード。自分の亭主でなくて良かったと、胸をなでおろしました(笑)。


柳家喬太郎による「居残り佐平次」。
郭で無銭飲食した佐平次は、勘定の代わりにその店で働くことに。佐平次は口が上手く客の人気者となり、ご祝儀もいっぱいもらう。実入りの少なく店の若い衆から不満が出て、店主は勘定はある時払いの催促無しでいいから出ていってくれと頼む。なんせ居残りを生業とする佐平次、それだけで出ていくはずはなく、いろいろ仕込めて出ていきます。こういう生業、現在でも通用するのかしら。