ラグビー リーグワン 決勝戦

 5/20土曜日国立競技場で行われました。埼玉パナソニックワイルドナイツ VS クボタスピアーズ船橋・東京ベイの戦いです。ワイルドナイツはキャノンイーグルスに勝ち、スピアーズは東京サントリーサンゴリアスに勝って進みました。スピアーズは初めての決勝戦進出。スピアーズ推しの我々は待ってましたとばかりにチケットを購入。王者のワイルドナイツに勝つのは難しいと、負けるかな、、、を覚悟して、それでも応援に行かなくちゃ! 世間のおおよその予想は7-3でワイルドナイツ優勝。しかし3はあるんで。
 トロフィーが展示されていました。どちらのキャプテンの手のもとにいくのでしょうか?
















席は2,500円のほぼ3層てっぺん。傾斜が急で慣れ落ち着くのに30分かかりました。グランドは遠い、選手は小さい。しかし全貌は見られるので、細かいシーンはスクリーンでとまぁ良しとします。


試合当初は両チームとも固くなっていましたが、だんだん調子を取り戻してきましたよ、これはスピアーズの方。ワイルドナイツは全く調子が整はず、攻めきれません。それだけスピアーズの圧が凄かったと思います。なので反則も多かった。9-3でスピアーズリードで前半を終えます。6点差など本来のワイルドナイツならあっという間に追い越す点差です。後半入ってきたHOの堀江翔太が両チーム初のトライを決め、WTB長田智希もトライを決めて12-15と逆転。あぁこれで優勝はワイルドナイツに傾いたと、きっと誰でも思ったことでしょう。しかし、スピアーズの選手はそうは思っていなかった! 29分交代出場のSH藤原忍が右タッチラインからハイパント、それをNO8ファウルア・マキシとWTB根塚洸雅が追ってボールを確保し、CTB立川理道がパスが受け、左タッチラインのWTB木田晴斗にキックパスを送る。木田は「はるさぁ~ん」と呼んでいたらしいです。見事なキックパスで木田は余裕ありありのトライ! 17-15と逆転。しかし2点リードではPGで逆転されます。残り10分。何度でも言いますが10分もあれば、本来のワイルドナイツなら逆転は容易いこと。
まぁ、スピアーズも我慢・辛抱の10分間でしたね。見事守りきり、優勝しました。

当日の解説者の村上晃一さんはラグビーコラムでこう語っています。『ノーサイドの瞬間、立川キャプテンは笑顔を見せず、相手選手、レフリーと握手した。埼玉WK、レフリーへの敬意を表す態度は天理大学時代から変わらない。「皆さんの応援が力になって勝てたことを嬉しく思います。こういうゲームができたのも、パナソニックがいて、たくさんのファンの皆さんがいて、レフリーがいたからこそ。その中で勝てたことを嬉しく思います」』。
いい奴じゃん!! 
立川選手の胴上げに観客席から惜しみない拍手が。

※写真はリーグワンHPより


立川選手が入団した2012年(クボタ)はトップリーグ下部のトップイーストにいたのです。苦しい時代を経て、7年前にキャプテンとなり頂点に導きました。私はトップイーストの頃はクボタの存在は知リませんでした。15年W杯で活躍した立川に興味を持ち、そこからでした。

3位決定戦は、横浜キャノンイーグルス VS 東京サントリーサンゴリアスの戦いでした。初めて4強入りしたイーグルスが26ー20でサンゴリアスを下しました。
トップリーグの時代から決勝戦といえば、ワイルドナイツサンゴリアスの2強でしたが、ここにスピアーズ、イーグルスが加わったことは今年のラグビーは楽しさ倍増でした。
今回不調であった、トヨタや神戸スティラーズが力を盛り返してくるでしょう、来季は、はてさてどんな展開が。
ディビジョン 1 7位のリコーブラックラムズプレーオフを戦うチームになってほしいです。
 しかしリーグワンマスコット総選挙22-23では、ブラックラムズの「ラムまる」君が2年続けて1位! めでたし!!


リーグワンの全試合が終わり、いよいよフランスW杯へと気運が高まります。招集選手も発表されました。相変わらずお兄さん選手が多い。この一年活躍した若手をもっと入れてほしかった。と思うのですが、8強に進むにはイングランド、アルゼンチン戦を視野に入れなければいけないので、そこを考慮した上での人選になるのかな。個人的には、若返りに失敗しているウエールズの二の舞いになるのではという懸念がつきまといます。私の不安を払拭されますことを祈っています。