2010年11月の俳句

装へど何かが足りぬ木の葉髪

季題は木の葉髪。髪の毛が冬になって木の葉が散るようにいつもより多く脱ける様です。洋服はもう完璧とオシャレに決めても、なにか物足りない。。。それは髪の毛のボリューム。歳と共に髪の毛が細くなり少なくなりぺちゃんこになってきています。更に冬は抜け毛が多く嘆くことしきりです。


狛犬も苔生し守る神の留守

神無月、諸国の神様は出雲に旅するため留守であり、どこの神社も落葉などして寂寥の感じが深いです。古びた狛犬は苔生し神の留守をけなげに守っている感じを受け詠みました。季題は神の留守。


リヤカーを従えつつの落ち葉掃き

先日吟行で目黒区の駒場公園に行きました。桜紅葉は今が盛りで落ち葉も大変な量。公園の管理人数人が掃き集めています。小さな落ち葉山を作りリヤーカーに積んでいきます。しばらくは毎日落ち葉掃きが続くとのこと。季題は落ち葉掃き。