2011年8月の俳句

雲切れて逢瀬叶ふか星祭り

季題は星祭り。七夕の夜、牽牛と織姫を祭る行事ですね。その夜生憎雲が厚く年に一度の逢い引き。。。。あっ、雲が切れてきましたよ。これで二星はきっとお互いの姿を確かめられたでしょう。






韮の花咲く畦道の長くあり

季題は韮の花(にらのはな)。あのニラの花です。こんな小さくて白い可愛い花が咲くなんて、この兼題が出て初めて知りました。でも遠い昔に田舎に行ったとき畦道に咲いていたようなそんな記憶がよみがえってきました。












隠元や通したき筋我もあり

隠元豆の筋はなかなかしっかりしていて、きれいにすーっと取れると気持ちの良いものですね。これだけは譲れない、曲げられない、そんな筋が時にはありますね。季題は隠元豆。


新涼やぴたりと決まる衿合せ

次男と私は誕生日が同じ。お誕生会でもしよかと家族で食事に行きました(といっても3人だけですけどね)。お出かけの時は着物をきていくよう心がけています。この日は涼しくて衿がすっきり決まって嬉しかったです。季題は新涼。秋涼し・秋涼ともいいます。