屋久島 第四日目最終日 8/29

屋久島もとうとうお別れの日となりました。夕方6時の便ですのでそれまでゆっくりと最後の観光。しかし緊張がいっぺんにほどけたのか筋肉痛が両足を襲います。昨日までぴんぴんしていたのに小さな歩幅でしか歩けません。お年寄りみたい(涙)


朝食前にホテルに近い千尋滝(せんひろのたき)に行きました。屋久島の三大銘瀑の一つで、落差60メートルの豊富な水量を誇る滝です。左に見えるのが花崗岩の一枚岩です。それで千尋と名付けられているようです。滝と花崗岩との組み合わせは日本最大級だそうですよ。遠くからしか見られませんが圧倒される景色です。








ホテルをチェックアウトして島の西部を廻ります。この木何の木だと思います?中間という町にあるガジュマルの巨木です。島内最大樹齢300年ですって。






















屋久島で最大級の大川の滝(おおこのたき)です。落差88mで迫力満点。 日本の滝100選にも選ばれています。滝壺の真下まで近づけるので吹き上がるしぶきを浴びて快いです。ダイナミックな滝の声が体を包みます。 動きたくなくなりしばらく滝の音をドラムの嵐ように感じて目を閉じ身を任せました。





西部林道。このあたりが世界自然遺産の地域です。人も住んでいません。ヤクシカやヤクサルが住民。至る所で出逢います。屋久島に来て感心したのは誰も動物にえさをやらないことです。観光客も徹底していて気持ちいいです。
狭く曲がりくねった道が続きますが、両脇には様々な照葉樹が茂り緑のトンネルの中を行きます。屋久島は植物の宝庫でもあり、固有種、南方系、北方系が生えておりそれも珍しいことで登録された要因でもあるそうです。屋久島固有のシャクナゲのヤクシマシャクナゲは至る所に見られます。ただ開花は6月ですので、山一杯に咲きそろうとそれは美しいだろうと想像です。


宮之浦で「割烹雲水」でお昼を。トビウオか首折れサバの刺身を食べたかったのですが、台風の影響で漁は出ず残念ながら他の刺身定食とサバの塩焼き定食をいただきました。これがまた新鮮で美味しかったです。特に屋久島特産野菜の長命草のおひたしははまりました。
まだまだ時間があるので屋久杉自然館に立ち寄ってこの四日間の総おさらい。屋久杉のことがよく分かりました。最後に寄ってよかったと思います。展示物を見ながら説明を読みながらあああのことかと復習できます。理解が深まります。


こじんまりした屋久島空港。ガイドさんが「何も1時間前からいくことないですよ。何もないですからね。30分前でも充分です。僕なんていつも5分前に行ってますよ。いつも叱られていますけどね(笑)」。ホントなにもない空港です。すわれる椅子もおぼつかないほどです。
長年の夢であった屋久島。1000m級の山が40もある洋上のアルプス。過酷な登山でしたが縄文杉・白谷雲水峡と山に深く入り自然の歴史を学びました。とても充実した気分で機上より屋久島に感謝です。ありがとう!
    屋久島に太古の声を聞きしかな