屋久島 第二日目 8/27

muchoさんおすすめの屋久島の芋焼酎「三岳(みたけ)」を寝酒に昨晩は早く眠りました。いやいやこの三岳はとても美味しい芋焼酎です。臭みもなくまろやかでさっと喉を通ります。美味しいお酒に出会うのも旅の楽しみですね。muchoさん、情報を有り難うございます。

今日はいよいよ縄文杉にご対面の日です。午前4:40にホテルのロビーに集合。ガイドさんが迎えに来てくれます。緊張しているせいか目覚ましの前に目が覚めました。私たちは日高さんというガイドさんの元、6名のチームです。荒川登山口で朝食をとり、6:40に出発。いよいよです。まずはトロッコ道が続きます。1時間ほど歩くと小杉谷の分校跡に到着。昭和40年くらいまで林業が盛んでした。その林業に携わる人々が小杉谷に500世帯ほど集落を作っていました。その子ども達の通う小杉谷小中学校の跡です。林業が衰退し、昭和45年に集落は閉じ学校は廃校になりました。
ロッコ道3時間ほどで大株歩道入口に到着。ここからが本番の登山に入ります。


最初に現れる巨大杉、翁杉です。折れて倒れています。










ウィルソン株です。推定樹齢約3,000年。木立に囲まれ天に向かってそびえ圧倒的な存在感を見せます。内部は10畳くらいの広さで中心部が腐敗して、広い空洞となっています。内部からは空を望むとハートの形に見えます。1914年にアメリカの植物学者ウィルソン博士により調査され名前の由来となりました。株の中には、清水が湧き出て、また祠がありました。

次は大王杉。縄文杉が見つかるまで屋久島でもっとも巨樹として君臨していたそうです。写真は生憎の雨と霧で上手く撮れていませんでした(涙)






夫婦杉。どちらかから出た脇枝が相手の幹に喰い込み、手をつないだような姿をしているのでこの名前がついています。
巨木の屋久杉を眺めながら縄文杉に着いたのが12:10。






おお、憧れの恋いこがれていた縄文杉との対面です。標高1300メートル地点で、樹高30m、根廻り43m。でかいなぁ〜。名前の由来は新聞記者が縄文土器火焔土器に似ているからとのこと。推定樹齢は7200年、世界最古の植物ともいわれていますが、いろいろな角度からの調査でも確かなことは分からないそうですよ。雨が降っていて霧の漂いが一層神秘さを増します。太古の森に身を置いてしばし無になりただただ縄文杉を目に焼き付けます。この風景一生忘れはしません!と気を入れます。
名残惜しさと大丈夫しっかり目に焼き付けたからとの心持ちが交錯しながら、時間です、下山です。下りは膝にきますが出発の前日に整骨院の先生にしっかりテーピングしてもらったから大丈夫な感じです。




線路は続くよどこまでも。さすが帰りのトロッコ道はただただ辛抱。ひたすら歩きます。往路はいろいろな説明もあったり屋久鹿や屋久猿との遭遇も新鮮でしたが、復路はチームも無言の行進。でも何にでも終わりはあります。この長いトロッコ道も終わりがあるのだからと気力を持たせます。で、16:35に荒川登山口に到着。予定通りの10時間。ガイドさんも無事に終わってほっとしてます。

真夏の一頃に比べると登山者は減っているようです。数珠つなぎということは無かったですね。しかし若い女性に人気なのでしょう、あちらをみてもこちらをみても山ガールと夫はご満悦。張り切ってましたよ。男性:女性は1:4くらいと女性が多かったです(トイレの列で明らか(笑))。ほとんど雨といってもいいくらいでしたが、長く続く雨ではなく降ったりやんだり。曰く付きのレインウエアの出番もあって、また雨は覚悟していたのでそんなにダメージは受けませんでした。またトイレも心配していましたが、waysさんからの情報でこちらも覚悟ができていたので問題ありませんでした。
縄文杉は自主的に行くもので、お付き合いで行ったら喧嘩になるとガイドさんが行ってましたが、ほんとハードです。ホテルに帰って温泉に入り、祝杯のビールはこの上なく美味でした。達成感を肴にお酒も進みます。明日は白谷雲水峡を訪れます。まだまだへこたれるわけにはいきまへん。