期せずして大楠山ハイキング

昨日の日曜日、とても良いお天気でした。こんな良いお天気なのにハイキングに出られないなんて悲しい。膝の状態も良くなりつつあります。しかし5月2日のお茶会に備えて無理はできません。それでは海を見に行こうということでドライブに。高速は調子よくスイスイ行けました。
まずは山から海を眺めようと湘南国際村へ。湘南国際村は神奈川県横須賀市三浦郡葉山町にまたがります。国内外の人々が、緑豊かな自然環境の中で滞在しながら、研修、文化交流、国際交流などを展開する拠点とのことです。(※心の声:しかしバブリーやなぁ〜)


右方面は逗子・鎌倉、左方面はは横須賀の海です。





あまりにも晴天で、返って富士山は遠くにおわします。雲のひとつになったように。




国際村の一番高い駐車場に行くと、なにやら標識が。大楠山(おおぐすやま)2.1kと。う〜んハイキングの血が騒ぐ。たいした距離ではないしちょっと登ってみようか。国際村にあるコンビニに引き返してカップラーメンを購入。山頂でお昼にしましょう。
「めぐみの森」とは名ばかりでアスファルト道路が延々続きます。まるで造成地の中を歩いているよう。「めぐみの森」構想は頓挫したのでしょうか? まだこれからなの? よく分かりません。車両進入禁止なので堂々と真ん中を歩きます。
若いお父さんと男の子と道連れになりました。後ろ歩きして転んだ坊やに大丈夫と声を掛けたのがきっかけ。
「雨が降ってないのにどうして傘さしているの?」
「これはね日傘なの。日焼けしないようにさしているのよ」
「ふ〜ん。僕はねお父さんに日焼け止めクリーム塗ってもらった」
「そう、じゃあ大丈夫だね」
と並んで歩きながらおしゃべり。年長さんでクラスはリリー組。去年はチューリップ組だったそうです。私の歳は聞かなかった。なかなかのフェミニストじゃないか(笑)。すっかり仲良しに。



20分も歩くと登山道入り口に到着。木の階段で整備されています。日傘を閉じて歩き出すと、坊やは杖を拾って来てくれました。「これから急になるからね。これ使うといいよ」
まあなんて優しい子!! きっと坊やのおばあちゃんと私が重なったのね。ありがたく使わせてもらいます。坊やは先に行きながら私が追いつくのを確かめてまた進みます。途中で倒れた木を見つけ「ここに座れば」と誘います。4人で並んで座って休憩。お父さんはすみませんと恐縮するのですが、私たちは嬉しい。優しくおとなしくそれでもちゃんと躾けているお父さん。






大楠山は三浦半島の最高峰。といっても242mの低山。頂上は視界の開けたフラットな広場でレストハウス売店があり、その上が展望台になっています。視界が良ければ富士山はもとより箱根連山、伊豆半島、果ては房総半島も見えるようです。
頂上には人がいっぱい。この大楠山にはいくつものハイキングコースがあるとか。
さあお昼です。坊やは一緒に食べようと言いますが、お父さんが邪魔しちゃいけないと気を遣って別々に。でもしょっちゅうこちらに来てました。新幹線のお弁当を見せに来てくれたり。そして「一緒に帰ろうね」
でもあいにく我々は駐車場に帰らなければなりません。坊や達は他のルートで帰るようです。「途中まで一緒にいけるよ。その杖はちゃんと持ってね。急だから」



一緒に降りて分岐点でお別れ。なんだか寂しい。お互いに握手をして。本当はぎゅっと抱きしめたかったけれど。「また会えるといいね。また会おうね」と言ったら、こくんと頷いてくれました。坊や有り難う! つかのまのおばあちゃんにしてくれてとても嬉しかった。杖を大事におばあちゃんはしっかり下山しましたよ。記念に持って帰りたかったけれど、登山道の入り口に置いてきましたよ。誰かがまた私と坊やのような経験ができるかもしれないので。











マムシソウですかね? 色からしてそう思うのですが。。。
リスもいましたよ。木の枝を走っていました。残念ながら写し損ないましたが、しっぽが長いですね。胴と同じくらいの寸法。きっと自分を大きく見せるためなんでしょうね。犬は振るだけで済むけど、野生動物は敵から身を守らなくちゃいけないものね。




片道1時間弱のハイキング。まさかするとは思っていなかったので軽装でしたが、幸いにも偶然にも駐車場からのコースはNo problem!でした。
膝の状態も大丈夫です。これからの季節を楽しみたいと思います。