お茶のお仲間は熊本出身。ご両親をはじめ妹さんご一家、ご親類は皆さん熊本に住んでいらっしゃいます。幸いにも地震では家屋は壊れたものの皆さんご無事でした。我々社中も安堵いたしました。3年ほど前に社中一同熊本旅行をしまして、彼女のご実家にもお招きいただきご両親とも親しくさせていただきました。ですので尚更にご無事であったことへの安心は強かったです。
その後、彼女は頻繁に、それは今でも続いておりますが、熊本と東京を仕事をしながら通っています。ご実家の街の後片付けに身を挺しています。頭が下がります。
そして、少し落ち着いた頃に、皆さんにお茶を点てて差し上げたところ、癒されると喜んでいただけたとのこと。もちろん茶を点てるといっても、台所で点てるお茶です。皆さんのありがとうにお茶をやっていて本当によかったと、彼女自身も元気をもらったそうです。写メールでお母様がにこにことお茶碗をいただいている姿を送ってくれました。私たちも元気をもらいました。
その彼女からのご案内で東京の熊本県人会主催によりますチャリティーコンサートに行って参りました。入場料の3000円は全額寄付です。チケットを買うのではなく、入場するときに募金箱に入れます。いい運営だと思いました。
出演者、第一部は熊本に縁のある方々の演奏。毎年熊本で定例となっているコンサートに出演されている方々です。しかも一流の演奏家の皆さんです。二部は熊本出身の声楽家、ピアニストによる馴染みの曲を存分に聴かせていただきました。テノールの大澤一彰さん、バリトンの甲斐栄次郎さんは力強く歌い上げ、ソプラノの赤池優さんは澄んだ高くころころと転がるような声で、熊本の空に届けとばかりに響きます。
人の声はどんな楽器にも勝るものと実感します。
最後にはクマモンも登場して客席もみんな一体となって「ふるさと」を合唱です。このときは写真撮影、録音もOKのお許しが。
やっぱり、ゆるキャラの中でクマモンは一番！
