長野市 戸隠神社

13日の月曜日に北野美術館戸隠館の茶会に出席すべく先生をはじめ社中5名で伺いました。
前日の12日に長野に入り、私は戸隠神社に参拝したいがために先乗りしました。
長野駅から戸隠神社まではバスで1時間はたっぷり乗ります。そのバスが失礼ながら決して乗り心地のよいバスではなく、さすが老いの身にはこたえます。山に登って行きますので当然カーブは多く揺れる、お尻は痛い。

奥社→中社→宝光社 と歩いて下山し戸隠神社を網羅しようとのプラン。


奥社入口の鳥居からはこのような杉林の参道となります。気持ちがよいではないか。確かに。
しかしこの日は無風で気温も上昇し、暑い厚い。




奥社参道の中ほどにある隋神門です。茅葺&朱塗りでひときわ目立ちます。

奥社近くでは階段となりますが、それほど大変な階段でもありません。40分の行程ですが普段ならなんてことない道ですが、なんせ、急な気温の上昇で体がついていかない。







はい、右が奥社で、左が九頭龍社です。どちらも小さな社です。戸隠神社は創建以来2千年にも及ぶ神社です。
神世の昔、あの「天の岩戸」が飛んできて、それが戸隠山の形になったと伝わっています。祭神は天の岩戸開きの神事に功績のあった神々をお祀りしているとのこと。確かに戸隠連峰は切り立った山肌も所々に見えます。平安時代修験道霊場でした。
『当時は「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれ、比叡山高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄え、明治になって戸隠は神仏分離の対象になり、寺は切り離され、宗僧は還俗して神官となり、戸隠神社と名前を変えて現在に至ります』とのことですよ。
奥社付近は狭いので少し降りて川のそばで休憩し下山しました。
もう、奥社入口でのお昼は、ビ・ビ・ビールしかないわ と戸隠そばとでいただきました。




ビールで体の熱も取れ、それでは、中社まで古道を歩きましょうね。戸隠神社もその昔は女人禁制でした。



歩くこと20分ほどで中社に着きます。本宮である奥社の相殿として創建され、現在では戸隠五社の中心的な存在になっています。宿坊もたくさんあります。しかし、お土産屋さんも少なくそんなには俗化されていない印象を持ちました。









中社のご神木・三本杉。樹齢800年の大杉です。木に耳を当てると中を通る水の音が聞こえるというので試してみましたが、残念ながら聞き取れませんでした。信心が足らない所為?

さてここから宝光社に歩くつもりでしたが、なんだかとても疲れました。断念しましょう。バスで帰りました。











ホテルで汗を流し、社中の皆さんと合流し夕食。久しぶりに皆さんとの茶会旅行で話も弾み楽しい夜でした。

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13日は戸隠奥社の近くにある北野美術館戸隠館で開催される「高原茶会」へ。あのバスで奥社まで先生は辛かろうとタクシーで行くことに。バス料金にプラスアルファでいけますので、この方が楽です。

美術館には朝顔をテーマにした日本画家の作品が展示されておりまして、それらを拝見し茶席に。立礼(りゅうれい・椅子席)による薄茶二服で、この季節らしくギヤマンのお道具を揃えての席主様の趣向。楽しませていただきました。点心も美味しゅうございました。
※茶会での写真撮影は憚られますので、美術館のHPより拝借しました。