奥日光 西ノ湖〜隠れ滝

今年のお正月、湯元温泉の雪原でスノーシューハイキングを楽しみましたが、その時お世話になった安倍輝行ネイチャーガイドさんのお話で西ノ湖の奥に「隠れ滝」なる名瀑があると。My Sainoko と独りで勝手に豪語するキスゲとしては行ってみなければの、行かずにおけるものか と、7/5の金曜日に行ってみました。やはり心強いガイドの安倍さんに案内をお願いして。道標が充実しているわけではないので(というかほとんど無い)ガイドさんがいないとちょっと不安です。
赤沼茶屋から低公害バスに乗って西ノ湖へ。いつも同じとは言えない、その時その時で違う西ノ湖に目にして、その脇から森に入っていきます。
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安倍さんは植物だけでなく、川の成り立ちなどに詳しく、まるでブラタモリ的に興味のわくトレッキングとなりました。この森は幾筋もの川の道があり、今は渇水していますが、それが濁流でえぐれた痕が生々しく残っているのを目にすると改めて水の威力を感じます。
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今回のトレッキングは渡渉があるとのことで事前に安倍さんより川を歩くためにクロックスのサンダルを用意をとのことでした。はい、持っていきました。もちろん安倍さんはプロの川歩き用の靴をお持ちですが、我々はそんなに利用する機会もないのでクロックスでよいとのこと。
さぁ、ズボンをたくり上げてクロックスに履き替えて、渡りましょう。
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う〜ん、水は冷たい!でも数秒で渡りきりますので大丈夫。それを何回か繰り返し、スリルを感じる岩登りあったりして。 リュックはデポして身軽になって。 うん!? 水音が激しくなってきましたよ。滝は近いか。
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終着のこの川を渡り振り向けば、、、、、
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おお、あなたに会いたかった! なんと美しいことか。落差10mほどですが迫力を感じます。「隠れ滝」の名の如くほんのそこまでの近くに来ても姿が見えません。最後の川を渡って岩に登って振り向いて、初めて見える滝です。
心おきなく滝を眺めて下山。

 渡渉して行きつく滝やほしいまま










西ノ湖より男体山が見えるのですが生憎の雲に覆われていました。
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赤沼茶屋からの低公害バス9:20スタートで始まり、帰りは西ノ湖から千手ヶ浜のバス停まで足を伸ばし16:00の最終バスで赤沼茶屋へ。
バスに乗り小田代ヶ原近くで、なんと熊に遭遇!! 大きさからいえば小熊ではないけれど、まだ若い熊とのことです。 こちらはバスの中からですので安心ですが、トレッキングで見かけたらやはりビビリますよね。滝への森の中ならともかく、車道近くの、人の近くまでくるものですね。油断大敵です。バスの運転手さんは止めてくれてゆっくり見せてくれました。ナマ熊は動物園以外で初めてです。「4年に一度ではなく、一生に一度」。ラグビーだけじゃなく、こればかりはそう願いたい(笑)。
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滝に向かうハイカーは他にいなくて我々三人だけ。森を滝をほしいまま、に堪能できました。お世話になった安倍さんに感謝です。これらの写真も安倍さんより頂きました。
次は西ノ湖より方向は違いますが、さらに遠くの「赤岩滝」を勧められました。なんでも往復8kで滝の落差は100mとのこと。目指したいけれど、、、、大丈夫か?! その時は次男を誘っていざというときは担いでもらいましょう。