冬を迎える奥日光

 11月最後の日・月と奥日光に行ってきました。東北道は空いていて途中で佐野ラーメンを食べながらの休憩を挟んでも2時間半で目的地の日光植物園に着きました。12/1~4/14まで冬期休園となりますので、28日ギリギリの訪問。受付で「何も咲いていないですがよろしいですか?」と声をかけられましたが、承知。国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園と、まぁ漢字がずらり。ここまで並ぶか!と文句を言いたいけれど、そこはさておき、大学の教育実習施設の一つです。通称「日光植物園」、これで十分。
ほんとに何も咲いてない、木々の葉もなし。花札だけがやたら目立ちます。花札だけ見ていてもしょうがないですが、広々とした園内は歩いていても不思議と飽きてこない。1時間ほど散策しました。
写真を撮すポイントは何もないので、園内を流れる川をば。左が田母沢川(たもざわがわ)、右が大谷川で中禅寺湖から華厳滝に落ち、日光市内を流れながら周囲の支流を集めて、鬼怒川に合流するのだそうです。この園内で田母沢川は大谷川に合流していました。
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  田母沢川               大谷川

その後近くなんで日光東照宮に久しぶりに行ってみましたが、修学旅行生の多いこと。この時期しか行けないもの、どこの学校も行きますわね。
それと驚いたことに境内の神社仏閣、参拝料を取るんですよ。お賽銭だけではいかんのですかね。以前はそんなことなかったのに、京都化してるわ。外からお賽銭を入れて手を合わせるだけにしときました。

ホテルの窓から中禅寺湖が眺められます。夏場ですと葉が茂り湖は見えません。写真では湖は見えませんね。肉眼ですと見えます。
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今回はゆっくり・のんびりの旅。翌日は戦場ヶ原・小田代ヶ原を歩くことに。赤沼駐車場から出発です。雪が積もっています。歩道も凍っています。おっ、大型バスが4台着きました。小学6年生の修学旅行。これは子どもたちの後をついて行くことになりますね。それは悪いけれどちょっとな。それで戦場ヶ原経由ではなく直接小田代ヶ原に向かうことにしました。
大体においてのこの季節、平日ですし人も殆どいません(その分修学旅行生が請け負った?)。このコース、小田代ヶ原に着くまで誰一人と会いませんでした。f:id:nikkokisuge:20211202135332j:plain

裸木や無風に閑の極まりぬ

落葉し、葉擦れの音もなく、ましてや風はなく、人のなく、し~んと静まり返る道中。静けさほしいままでした。ありがたや。枯木立の林もまたそれなりに良いものです。

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小田代ヶ原もし~ん。


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白樺の貴婦人もし~ん。何度も貴婦人を見ていますが、このときほど貴婦人らしいと感じたことはありません。後方に眠る山を従え、凛と立っています。

白樺の気品際立つ冬の原

湿原を走る低公害バスは11月で冬季休業。私達も今年最後の旅行。みんな終わりで少し感傷的になって帰ってきました。