2023年3月の俳句

男子たる先づは目の行くひなあられ

雛壇の内緒でさはる笛太鼓

息子が従姉妹のお雛様を見ていた様子を思い出しました。季語:雛壇。


春泥を厭はぬ子らのすべり台。

なぜか子供は水たまりや泥が好き。 季語:春泥。


土塊(つちくれ)の大あくびして春を吸ふ

農家の方が土の手入れで30cmほどでしたか掘って出し、その下の土を掘り出し、上にあった土を入れ、その上に掘り返した下の土をかぶせていた様子を見ました。そうすることによって土が蘇るのだそうです。季語:春。


挨拶もひとこと増へて木の芽時

季語:木の芽時。