京都 京北 常照皇寺の桜

 4/10 京都の茶道具屋さんのお花見茶会に先生のお供で社中3名共々行かせてもらいました。先生あればこその参加です。残念ながらお庭の枝垂れ桜は葉桜に変わっておりました。こういう時節なので席入りもマスクをして、濃茶も回し飲みは無しで一人点となりますが、久しぶりのお茶会で堪能させていただけました。有難いことです。
翌11日は京都も北にあります、常照皇寺には桜があるというので行ってまいりました。京都のみなさんがおっしゃる通り、京北は気温も低く桜は見事に咲いておりました。

門前前に見事な紅枝垂れ桜がありました。
 


常照皇寺は「臨済宗天龍寺派の禅寺。貞治(じょうじ)元年(1362年)北朝初代の天皇となった光厳上皇が出家後開創した、皇室ゆかりの寺院です。常照皇寺は桜の名所として歴史があり、「九重桜」「左近の桜」「御車返しの桜」といった特別な桜をみることができます」とのこと。
山門も何気に奥ゆかしく感じられます。























階段を上がると、
おっ、あれに見えるは御車返しの桜(みくるまかえしのさくら)らしき。
満開の期待が膨らみます。


庭独り占めの御車返しの桜。満開です! 
「名前の由来は江戸時代の後水尾天皇が、はるばるこの地を訪れた時に桜のあまりにもの美しさに何回も車を返して別れを惜しまれたということからつけられた名前と伝えられています。」だそうです。一重の桜と八重の桜が同時に咲くとのこと。


方丈に上がって拝見すると、、、、「我が庭」と言ってみたりして。


九重桜は散っておりましたが、苔いっぱいに散りそれは美しくありました。樹齢は650年といわれ、腐朽が進み、花をつける枝は1本のみ。根元には大きな空洞がありますが、それはそれで見事なオブジェ。



京都市内で最後に咲くのがここ「黒田百年桜」。樹齢300年を超えるのだとか。


ヤマザクラの変異による珍種で、10~12枚の八重の中に一重が交じって咲いているようですが、よくわかりません。自分のスマホではうまく撮れませんでしたので、京北ナビの画像を見ますと、、、うん、これが一重かなぁ~。


説明によりますと、「突然変異のため種子はできませんが、円山公園の枝垂桜などを手掛け、「京の桜守」として知られる造園業の佐野藤右衛門さん親子が、1977年に苗づくりに成功し、15代目佐野藤右衛門氏が「黒田百年」と名付けました。
1983年には、造幣局の桜の一般公開「通り抜け」百年を記念して、若木二本が同局内に植樹され、この親木も「百年桜」として広く親しまれるようになりました。」ということです。佐野藤右衛門さんは有名な桜守だそうですね。それも初めて知りました。