本と音楽の素敵な出逢い vol.2

 パソコンが壊れましてスマホで投稿してますが、慣れなくて、、、短めになってしまいます。ブログだけでなく諸々が運んでおりません。
厄介ですね。



今回のコンサートは「羊と鋼の森」宮下奈都さんの小説です。前もって本を読みましたが、主人公はピアノの調律師です。高校生の時に学校のピアノの調律にきた調律師の仕事を見て惹きつけられ、調律師を目指します。専門学校で学び、憧れの調律師のいる楽器店に就職。先輩達、訪問する客達との交流を通じて挫折もしながら育っていきます。
北海道の森の中で育った主人公。調律師になりたいと家族に話した時は皆に突然のことでびっくりされますが、祖母は「あの子は森の声を聞いて育ったから大丈夫。調律師になれるよ。森で迷っても必ず帰ってこれる子だから。」と言っていたと、祖母の葬式の後、弟から聞かされました。

ピアノは金子三勇士。母の故郷ハンガリーの祖父母の家に6歳で単身で渡ピアノを学びました。その家は森の中に有りご近所はなく、森の小動物や川や木々を友に育った環境なので主人公の気持がよく分かると話していました。勿論演奏も素晴らしかったです。
ハンガリー出身のショパンやリストの曲で構成されていました。

作家の宮下奈都さんはさすが作家だけあってトークが上手い!進行役の浦久さんが質問しようと思っていた事を全て話してくれましたと言ってました。
その内容を無理なく繋げてまとめている。
聴衆の耳に違和感なく入って来ました。

そもそも宮下奈都さんのことは知らなくて、今回初めて本を読みました。映画にもなったとのことで数日後配信で観ました。小説とそんなにずれることなく、いい映画でした。主人公は山崎賢人、先輩の調律師は三浦友和。宮下さんが撮影現場に行った時に向こうからやって来る三浦はさんは調律師に見えたと話していました。そう言われるのは役者冥利に尽きるでしょうね。