ラグビーリーグワン9節 3/9.10

 全勝の頂上対決埼玉ワイルドナイツ東芝ブレイブルーパス東京は36-24でワイルドナイツの勝ち。もう少し接戦になるかと思っていましたが12点差。この日は日本中強風であちこちの試合会場ではキックに泣かされました。ワイルドナイツのSO松田力也は、会場となった熊谷は特に風が強い地域でホームであり風に慣れていると言っていました。相模原ダイナボアーズはやはり風の気まぐれに泣かされました。相手はコベルコ神戸スティーラーズ。試合前に両チームのキャプテンと主審でコイントスをして、先行後攻またはグランドのサイドを決めます。で、ダイナボアーズは風下になるサイドを選んだようです。後半サイドチェンジで風上に変わるので有利と見たのでしょう。ところがなんてこった!不運にも後半に風の向きは変わってまたもや風下になってしまった…… 14-43で大敗。元ラガーの話ですと、現役の頃監督からは強風のときは最初から風上のサイドを選べと言われていたとか。風はどう向きを変えるかわからないからと。
風のせいばかりではないかもで、スティーラーズはめきめき強くなっています。4戦連勝で6勝をあげています。トライを取りきる力がありますね。反則を犯してまでトライを阻止して相手のフラストレーションを溜めさせる。反則続きでLOのレタリックにイエローカードが提示されます。ここで1トライぐらい取られて取り消せばいいという考えでしょうか、自信があるのでしょうね。決して反則は進められるものではありませんが、それもひょっとしたら作戦のうちかもです。スティラーズにはNZのレタリックとNo.8のアーディ・サべアがいます。

 しかし今のスティラーズの強さに貢献しているのはSOブリン・ガットランドです。NZのチーフスから今季移籍してきました。司令塔としての役割を見事に見せています。適格な判断とディフェンス力、キックでもパフォーマンス力抜群。国代表に選ばれていないのが不思議です。
お父さんはウエールズ代表のHCウォーレン・ガットランド(現在ウエールズは6Nationsで4戦全敗と苦しい状況)。

※写真はRUGBY REPUBLICより