2023年11月の俳句

 11/26に向島百花園に吟行に行きました。小雨降る今年一番の冷え込みでした。それより三句。

 冬枯や盛りを偲び胡枝花洞(こしかどう)
胡枝花洞(こしかどう)は萩のトンネルのことだそうです。
季語:冬枯。





 残り咲く一糸一糸の古典菊
季語:菊。







 靄晴れて今見納めの冬紅葉
季語:冬紅葉。









時雨る々や色の際立つ鯨幕 
鯨幕とは白黒の凶事用の幕。季語:時雨る。


「松の葉」と書きて届けし亥の子餅

松の葉は寸志の意味です。松の葉で包むほどわずかであるの意味。
季語:亥の子餅。茶道では11月の炉開きに 亥の子餅を茶菓子にする風習があります。


小春日や五体遊ばす野天風呂

季語:小春日。

どうですかねぇ~137

 便器に黒く短く細い筋ができました。えっひょっとしてヒビが入ったのかしら? 便器の上で踊ったり暴れたりしてないしなぁ~、なぜ?
ちょうど洗面台の蛇口が漏れるようになったので、修理に来た方に見てもらいました。撫でても亀裂が入っている様子はない。亀裂だと引っかかりがあるはずだけどつるつるしているから。しかし原因が分からないので営業に連絡しておきますとのこと。で、代理店の営業さん(女性)が来たけれどよく分からない。一応メーカーさんに伝えますねと。購入してまだ5年も経ってないですよ。それなのに買い替え!? びびっていました。

数日後マンションの各部屋の水回り(台所・風呂・洗面所・トイレ)の排水管の清浄がありました。そうしたらその筋はものの見事に消えていました。汚れだったのね。。。。
代理店の営業さんからは電話があり、買い替えなくてはいけないですが、、、、ええいっ!「こうこうこうで洗浄で綺麗になくなりました!」 よく調べもしないで買い替えと持っていくと不愉快でした。洗浄のお陰で高いお金を出費しなくて済みました。
これが言われるがままに買い替えていた後の洗浄なら、、、と、タイミングに感謝です。

どうですかねぇ~、よく調べもしないで売りに持っていく営業さんばかりではないでしょうが、ちょっと今回はその営業さんに不信感を覚えましたね。
それ以後、便器の掃除は念には念を入れておりますです。はい。

浅間嶺 2023.11.19(日)

 浅間嶺は東京都檜原村にある山です。標高903mの低山であることから、ハイキングの入門の山として都内のハイカーに人気があります。「檜原村(ひのはらむら)」は都内で唯一の村。最近はブームの古民家カフェなど数か所できてより人気が高まっているようです。

車を払沢の滝の駐車場に預け、バス(1時間に1本)で人里まで行き、そこから浅間尾根まで登ります。


とても「へんぼり」とは読めません。

しばらく民家の続く坂を登ります。結構急な坂道でした。そして登山道へ。道は整備されていて歩きやすいです。
登山道

標高差約300mを1時間半ほど掛かって浅間尾根に上がりました。コースタイムは4・50分らしいですが私は倍掛かります。それがなにか。。。。久しぶりの山でしたからひつくてきつくて。尾根歩きをしたいと思うならばやはり山を登らなければ尾根には出られませんものね。

浅間尾根をしばらく歩いて浅間嶺に到着。

尾根なのでアップダウンはそんなに無いですが、そこからまたしばらく歩いて休憩所で昼食。休憩所は広くてベンチもありゆっくりできました。浅間尾根から浅間嶺、休憩所、展望台へとそれぞれすぐそこというわけではなく15分ぐらいづつ歩きます。
展望台はさすがの風景。雲ひとつない富士山が見えました。左斜面はお日様があたり銀に輝いていました。それは見事な銀嶺の富士でした。初めて見る富士山の姿でした。

あとは下山のみ。人里から300m上がって浅間尾根。そこから払沢の滝までは500m(?)の標高差を下ることになるのかな、時坂峠から登山道ではなく林道を選んだの失敗だったか、登山道は30分と後から分かった。林道は45分。ジグザグで日光のいろは坂の短い版。すごく損した気分になったけど、登山道は険しい下りでしょうから、ダラダラの林道の方が膝には良かったかもです。下山は有に2時間ほど要しました。膝や股関節にきてましたのでこれがとても長く感じられました。
数日間筋肉痛に悩ませられることになります。膝も腫れて湿布です。股関節は落ち着きつつあります。
 

本と音楽の素敵な出逢い vol.2

 パソコンが壊れましてスマホで投稿してますが、慣れなくて、、、短めになってしまいます。ブログだけでなく諸々が運んでおりません。
厄介ですね。



今回のコンサートは「羊と鋼の森」宮下奈都さんの小説です。前もって本を読みましたが、主人公はピアノの調律師です。高校生の時に学校のピアノの調律にきた調律師の仕事を見て惹きつけられ、調律師を目指します。専門学校で学び、憧れの調律師のいる楽器店に就職。先輩達、訪問する客達との交流を通じて挫折もしながら育っていきます。
北海道の森の中で育った主人公。調律師になりたいと家族に話した時は皆に突然のことでびっくりされますが、祖母は「あの子は森の声を聞いて育ったから大丈夫。調律師になれるよ。森で迷っても必ず帰ってこれる子だから。」と言っていたと、祖母の葬式の後、弟から聞かされました。

ピアノは金子三勇士。母の故郷ハンガリーの祖父母の家に6歳で単身で渡ピアノを学びました。その家は森の中に有りご近所はなく、森の小動物や川や木々を友に育った環境なので主人公の気持がよく分かると話していました。勿論演奏も素晴らしかったです。
ハンガリー出身のショパンやリストの曲で構成されていました。

作家の宮下奈都さんはさすが作家だけあってトークが上手い!進行役の浦久さんが質問しようと思っていた事を全て話してくれましたと言ってました。
その内容を無理なく繋げてまとめている。
聴衆の耳に違和感なく入って来ました。

そもそも宮下奈都さんのことは知らなくて、今回初めて本を読みました。映画にもなったとのことで数日後配信で観ました。小説とそんなにずれることなく、いい映画でした。主人公は山崎賢人、先輩の調律師は三浦友和。宮下さんが撮影現場に行った時に向こうからやって来る三浦はさんは調律師に見えたと話していました。そう言われるのは役者冥利に尽きるでしょうね。

2023年10月の俳句

近江の旅 四句

小春日や檜皮葺屋根反りて美し

柿たわわ温みの色に染む古刹

観音の里に干柿影ゆらし

石段に古偲び四十雀

季語:小春日 柿 干柿 四十雀


青くとも老舗の重み新松子

季語:新松子


虚を衝きし小兵の相撲勝ち名乗り

季語:相撲


落鮎の群れは瀬音を膨らませ

季語:落鮎

ラグビーワールドカップ2023フランス大会 3位決定戦&決勝戦

 まず3位決定戦が行われました。イングランド対アルゼンチン。これはリーグ戦Dグループで戦った国同士。イングランドがドロップゴールで勝った試合でした。決定戦は、、、、26-23で接戦でイングランドが勝ち。試合内容は忘れつつありますが、そうそう3点のビハインドで迎えた後半35分、アルゼンチンにペナルティーが与えられ、ラインアウト&モールでトライで5点~7点を狙えと期待したのですが、サンチェスがペナルティゴールで3点を選んだけれど、外した。その後の5分間イングランドが一進一退の攻防を凌いでの勝利。アルゼンチンは過去最高位の3位には届きませんでした。

 決勝戦ニュージーランド南アフリカ。ここまで危険なタックルへの意識が高く、カードがあまり出なかったのに、ここに来て出まくりました。ニュージーランドが前半2枚イエローカードでその内1つはレッドカードになり退場となりました、キャプテンのFLサム・ケーンです。これはキャプテンだけに尾を引きましたね。前半は両チームともにPGによる得点で南アフリカリードの12-6で折り返しました。
後半今度は南アフリカのキャプテンFLシヤ・コリシがハイタックルのシンビンで10分間の退場。キャプテン同士がなんてこったでございます。
18分にニュージーランドラインアウトからモールでつなぎ、ボーデン・バレットが左隅にトライ。両軍初のトライです。この試合たった1本の貴重なトライ。SOリッチー・モウンガのコンバージョンキックは失敗で12-11と1点差に迫りました。残り6分になった頃南アフリカのWTBチェスリン・コルビがデリバレイトノックオンでシンビンで10分間の退場。罪の重さを感じたコルビは試合が終わるまでユニホームで顔を覆っていましたね。双方の攻防が続きましたが、南アフリカが逃げ切って優勝。
南アフリカはノートライでSOハンドレ・ポラードのゴールキックでの12点でした。このゴールを決めなくちゃとかのプレッシャーを跳ね除けて常に平常心を保てられるキッカー、素晴らしいです。
南アフリカは4度目の優勝で前回日本大会に続いて優勝と2連勝です。
トライがたったの1本と派手さに欠ける試合でしたが、見ごたえのある試合でした。

次回はオーストラリアでの開催。南アフリカニュージーランドも選手の年齢は高いので、がらっとメンバーは変わるでしょうね。最強豪に並べて言うのも気が引けますが、年齢が高いのは日本も同じ。どんな方向に進むのでしょうか。

ラグビーワールドカップ2023フランス大会 いよいよ最終盤へと

 10月14・15日に行われた8カ国の準々決勝4試合は稀に見る好試合となりました。アルゼンチンは29-17でウエールズを下し、ニュージーランドは29-24でアイルランドを下し、イングランドは30-24でフィジーを下し、南アフリカは29-28の1点差で開催国のフランスを下しました。点差を眺めるだけでどれも僅差の試合。白熱の試合だったことが伺われます。
アイルランドは1トライ&コンバージョンキックの7点追加の逆転を狙い、34フェーズのアタックを繰り返しましたがニュージーランドのディフェンスを抜けられずミスをして試合終了となりました。
フランス対南アフリカの試合は開催国フランスの応援は凄まじく、南アフリカ完全のアウエイ状態。そんな中1点を守りきりました。
どの試合も死闘でしたね。ラグビーW杯の準々決勝で一番のそれぞれの試合だったと言われています。日本をやっけてくれて進んだアルゼンチン、もし日本が進んでいたとして果たしてウエールズに勝てたかどうか・・・。アルゼンチンは強かった。

 そんなアルゼンチンに期待深まりましたが、昨日の4強準決勝ではニュージーランドに6-44の大敗を喫しました。大会前のテストマッチではアルゼンチンは勝っているのに、ここにきてニュージーランドは強い。点差が示すようにアルゼンチンは動かせてもらえませんでした。

もう1試合の南アフリカイングランドの試合は面白かったです。なんせフランスでの開催。フランスは6Nationsで毎年イングランドと戦っていますが勝ち数からいったらイングランドが上。で、イングランドが嫌い。南フランスには先週負けたから嫌い。どっちも嫌い。なのでどっちにもブーイングの嵐。案外フランスは心が狭いか(笑。
前半 イングランドはトライを狙う作戦を止めて、相手のミスを誘ってペナルティゴールの3点を積み重ねるつまんない試合で進みました。南アフリカはペースを狂わされました。12-6のイングランド優勢で前半終了。あぁ、トライで点を取り合って面白い試合をしてくれないかと非常に不満。しかしこんなラグビーラグビーには違いない。
後半に入っても硬直状態が続きますが、南フランスはフォワードのメンバーを交替させ流れを変えに来ましてそれが成功。俄然フォワードが押すは押すは、イングランドのミスが続きます。

 南フランスのPRオックス・ヌチェ がいいのです。
身長は173cmと小柄ながら体重は105kgと丸っこく胸が厚い。28歳。要チェックです。この写真はニコッとしていますが、試合中は笑わないんです。









そんな彼らの働きが功を奏して後半29分に交替して入ったLOのRG・スナイマンがとトライ!
ハンドレ・ポラードのコンバージョンキックも決まって15-13と攻め寄りました。39分にはフォワードがイングランドのミスを誘って、ポラードがPGを決め、15-16と逆転。この1点差を守り南フランスが勝利。イングランドは日本大会の決勝戦のリベンジならずでした。

勝戦ニュージーランドと南フランス。3位決定戦はイングランドとアルゼンチン。
W杯も来週末で終りになります。