1Q84 BOOK3 を読み終えて

mucho66さんがBOOK3は恋愛小説とおっしゃってましたが、確かにそうですね。主人公のふたりが20年ぶりに再会するシーンはとてもきれいです!

解明してほしいところはたくさんありますが、この終わり方でいいかも。続きとなると青豆はどうなるのかしらん。やはり法を犯しているわけだから、それをないことにはできないでしょ。不条理のままで済まないもの。タマルも、その後ろにいるお屋敷の婦人も。こんなこと言うの野暮かな。
1Q84の世界から1984の世界に戻ったことで全ては終わり、また新しい世界に入ったことなんですものね。すべて浄化されたってことで。だって読者として真から二人の主人公の幸せを祈りたくなりますから。それだけ主人公に魅せられる小説です。読後すぐに他の小説を読む気にはなれません。しばらく浸っていたい感じ。