茶名をいただきました。


裏千家の茶道を習って12年です。このたび茶名「宗桂」をいただきました。千家では利休以来の通字である「宗」を含んだ名前をいただきます。私の名前の一字「桂」をとって宗桂です。写真はその茶名許可状の入った箱を手にして記念撮影。
茶道を習うにあたって茶名拝領を目標としてきましたので、その目標が達成できてとても嬉しく思います。しかし目標が叶ったことに満足せずさらに精進していかなければと意を新たにいたしました。

先生と社中のお仲間でお祝いの茶会を初釜をかねて7日にさせてもらいました。先生宅の小間(茶室)を使わせていただいた上に、素晴らしいお道具もお貸しくださいまして、お仲間には前日からの準備、当日も朝早くから水屋仕事をお手伝いいただきました。本当に先生はじめ社中の皆様の暖かいお心のお陰です。
先ずは広間で先生より茶名拝領の式がありまして(式と言っても堅苦しいものでなく和気藹々と)、私もお礼のご挨拶をして、小間の席にご案内。
向切本勝手濃茶点前で皆様に濃茶をお点てします。高価なお道具に粗相の無いよう、また恥ずかしくないお点前をと、とても緊張します。しかしこの張りつめた緊張感は至極のものです。背筋をぴんと伸ばし心を落ち着け、これが私の一世一代の晴舞台と懇親込めてしかし力を抜いてお点前しました。
あとから先生も先輩も落ち着いたいいお点前でしたと言ってくださり、何よりのお言葉で嬉しかったです。
濃茶の後は先輩が薄茶を点ててくださって、このときは私も席中に入って濃茶時のお菓子花びら餅をいただき、緊張の糸がほぐれました。
そして広間に戻って点心の昼食。御神酒などもいただいてもう緊張もぐずぐずです。
先生の多大なバックアップと社中の皆様の力添えがなければできなかった茶会です。1人では何も出来ませんでした。素晴らしいお仲間に恵まれたことを感謝せずにはいられません。

   意も新た茶名賜り初点前